愛知県の有名観光地「知多」、内海をはじめとする海水浴場は愛知県民なら誰もが一度は訪れたことがあるのではないだろうか。
しかし近年は、おしゃれな大型レジャースポットの台頭や、観光施設の老朽化などで客足は遠のいている状態である。
実際、知多半島をドライブすると、あちこちレジャー施設の廃墟が点在している。

その斜陽の知多の救いの神となるのが、2005年2月常滑沖に開港した「中部国際空港(セントレア)」である。
今後は万博とあわせてたくさんの人達が常滑を通じて愛知県にやってくる。

今回は自然と歴史が一体となり、大型スポットにはない「暖かみ」のあるスポットを多く持つ知多を特集。
その本来の良さを再確認できればと思う。


南知多町
1. 南知多ドライブ
2. たぬき寺軍人像
20.南知多町郷土資料館
28.内海サンドスキー場跡
29.師崎プール跡
30.内海フォレストパーク跡
34.大和艦橋展望台跡

美浜町
3. えびせんべいの里
4. 野間大坊
17.南知多ビーチランド
27.おもちゃ王国
21.小野浦駅
22.恋の水神社
35.時志観音
     かっぱ像

武豊町
5. 壱町田湿地
6. 武豊停車場跡
32.歴史民俗資料館

半田市
7. 酒の文化館
8. 鉄道資料館
9. 空の科学館
10.赤レンガ
25.旧中埜家住宅
33.鉄道資料館・半田駅
新美南吉記念館
新美南吉生家
新美南吉養家
カガシヤ

常滑市
11.中部国際空港開港日
12.中部国際空港建設見学会
13.INAX世界のタイル博物館
14.窯のある広場・資料館
15.常滑焼卸団地セラモール
16.常滑やきもの散歩道
24.常滑市大野町散策

東海市
18.聚楽園(しあわせ村)
26.ガスエネルギー館

知多市
19.中部電力 知多電力館
35.新舞子水族館跡

大府市
23.大府市歴史民俗資料館
31.健康科学館
  (厳密には東浦町)

大府市 健康科学館


健康、身体に関する科学館。高い入場料に見合った見栄えのいい展示が数多くあるが内容はとても薄い。日曜日の午後訪れたが、カップルの姿は皆無。

大府市桃山町5-180-1
9:30〜17:00
月曜日(除祝日)・年末年始休館
入園料 650円(大人)
駐車場 無料

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大府市 歴史民俗資料館


図書館に併設された資料館。地味ではあるが、頻繁に展示替を行うなど、力が入れられている。メインは二階の復元家屋。

大府市桃山町5-180-1
10:00〜17:00
休園日 月曜・毎月最終金曜・祝日・年末休み・その他
入園料 無料
駐車場 無料

→概略地図
知多市
中部電力 知多電力館



知多市北浜町23
(0562)55-8311
月曜日(除祝日)・年末年始休館

愛知県内に三箇所ある中部電力PR館の一つ。全国で有数の規模を持つ知多火力発電所内にある資料館なのだが展示のレベルはあまり高くない。遠足時の訪問がメインターゲットと思われる。1時間が精一杯か。

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知多市
新舞子水族館跡



昭和11年東京帝国大学農学部の付属水産実験場として開館し、昭和45年までの長きに渡って親しまれていた新舞子水族館についてのレポート。

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東海市 聚楽園(しあわせ村)


昭和2年に建立された大仏が目印の公園。派手な遊具はないが、安価でジム・プール・風呂が楽しめる。広場では多くの家族が弁当を広げて楽しんでいた。

東海市荒尾町西廻間2-1
9:00〜21:00(風呂&プール)
休園日 なし
     しあわせ村 月曜(除祝日)・年末休み
入園料 公園は無料
     しあわせ村
     大人500円 子供250円(風呂&プール)
     大人110円(トレーニング室)
駐車場 無料

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東海市 ガスエネルギー館


2006年3月にリニューアルした「地球温暖化とエネルギー」をテーマとした展示館。基本的に予約制。テーマは真面目で分かりやすいが少々派手さにかけるのも事実。

東海市新宝町507-2
10:00〜17:00
休館日 土曜・祝日・年末年始・お盆・その他
駐車場 無料

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常滑市 常滑やきもの散歩道


日本六古窯の一つに数えられる常滑焼で有名な愛知県常滑市。2コースある散歩道でAコースは行程も短く、おいしいどこどりのお手軽コースとなっている。今回は手軽に常滑を堪能できるAコースレポート。親孝行にも最適

常滑市栄町3-8(常滑市陶磁器会館)
9:00〜17:00(常滑市陶磁器会館)
休館日 年末年始
駐車場 無料

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常滑市
とこなめ焼卸団地 セラモール



常滑市街から車で5分ほど行った「とこなめ焼卸団地」にある一大陶器ショッピングモール。それぞれの店で個性が異なっているので結構飽きない。
わざわざ観光バスも寄るほどの陶磁器買い物スポット。

常滑市金山字上砂原99
9:00〜17:00
休館日 無休
駐車場 無料

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常滑市
窯のある広場・資料館


愛知県常滑市に本社がある住宅設備メーカーINAXによる「INAX文化スクエア」のひとつ。大正10年製の建物と倒焔式角窯は登録有形文化財にも指定されている。1階のテラコッタ、2階の古便器コレクション共におすすめ。

常滑市奥栄町1-130
10:00〜17:00
休館日 月曜(除祝日)・年末年始・夏季
入館料 500円(世界のタイル博物館と共通)
駐車場 無料

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常滑市
INAX世界のタイル博物館


愛知県常滑市に本社がある住宅設備メーカーINAXによる「INAX文化スクエア」のひとつ。世界中のタイル画や陶磁器などを地域別に展示している。お客さんの反応を見ているとどちらかというと女性向き。
喫茶コーナーやミュージアムショップも併設している。

常滑市奥栄町1-130
10:00〜17:00
休館日 月曜(除祝日)・年末年始・夏季
入館料 500円(窯のある広場と共通)
駐車場 無料

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常滑市
中部国際空港建設見学会



2005年2月に開港した中部国際空港。その建設最中に行われた工事現場見学をレポート。予約はいっぱいで、二ヶ月待たされた。予約不要のセントレア見学館や、屋上から空港島を見渡せる航行安全センター等も紹介。
(現在は行われていません)

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常滑市 中部国際空港開港日


2005年2月17日、ついに開港した中部国際空港(セントレア)。この日帰省で空港にを訪れた常連GoldenFieldさんからいただいた写真を中心にレポート。

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常滑市 大野町散策


カメラを買いなおしたので、古い町並みの残る常滑市大野町をふらっと散歩。

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半田市 赤レンガ


半田市にある旧ビール工場跡。内部公開は年間数度のみ行っている。戦中、ビール工場が閉鎖された後、倉庫や製粉工場として平成の世まで利用されていた。壁面に戦時中の機銃掃射跡が見られることでも有名。

半田市榎下町8
一般公開日のみ内部見学可
駐車場 無料
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2005/12 カブトビール購入の為、2度目訪問
2010/5 カブトビール購入の為、3度目のレポート
2012/5 初の二階部分公開!
半田市 空の科学館


半田市の公共施設。併設するプラネタリウムのおまけ的な展示施設。「空」とあるが、航空機には関係なく、「気象・地学」的な展示がされている。ここだけを目的に訪れるのはかなりきつい。
(特集 無料室内スポットと共通)

半田市桐ヶ丘4-210
(0569)23-7125
月曜日(除祝日)・第二火曜・年末年始休館
入館料 無料
駐車場 無料

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半田市 鉄道資料館


半田市の市民ホールに付随する施設。主に武豊線に関する資料や書籍が多数揃う。建物の前には武豊線のSLさよなら運転で使用した「C11-265」が静態保存されている。月に2日のみの開館でレア度も高い。
(特集 無料室内スポットと共通)
現在は閉館されています
SLは平成19年9月から半田駅前にて展示


半田市浜田町3-8-1
(0569)21-6146
第1・3日曜日のみ開館
入館料 無料
駐車場 無料

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半田市 鉄道資料館・半田駅


平成19年に半田駅前に移転した鉄道資料館。基本的には移転前と同じく、C11と武豊線にまつわる資料館が併設されている。
月に2日のみの開館でレア度の高さも変わらず。
(特集 無料室内スポットと共通)

半田市御幸町110
電話番号不明
第1・3日曜日のみ開館
入館料 無料
駐車場 無料

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半田市 酒の文化館


「ミツカン」の子会社である酒造会社による「お酒」の資料館。建物は江戸時代から昭和40年代まで使用されていた酒蔵を改修したもので、館内には江戸時代に使用されていた酒造用具が展示されている。見学の最後には試飲があるのでこれを目的に訪れる人も多い。ただし下戸やドライバーには「天然水」しか用意されていないので少々寂しい思いをするかもしれない。家族向けというよりは慰安旅行向け。
(特集 無料室内スポットと共通)

半田市東本町2-24
(0569)23-1499
木曜(除祝日)・年末年始・お盆休館
入館料 無料
駐車場 無料

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半田市 旧中埜家住宅
(紅茶専門館ティーズカフェ)



知多半島唯一の国指定重要文化財。明治44年に中埜家第10代半六が英国で見た欧米住宅の美しさに惹かれて建築した本格洋式建造物。平成13年からは「紅茶専門館ティーズカフェ」として開放されている。

半田市天王町1-30
(0569)21-0802
定休日 水曜

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半田市 新美南吉記念館


半田市出身の童話作家、新美南吉の生誕80年と没後50年を記念して建てられた記念館。南吉の生涯や代表作などが分かりやすく展示されており、特別展示にも力を入れている。

半田市岩滑町1‐10‐1
(0569)26-4888
定休日 月曜・第二火曜・年末年始

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半田市 新美南吉生家


新美南吉の生家で数多くの作品を執筆した。
道標もある街道に面して、父の畳屋と義母の下駄屋あった。南吉没後に借家となって人手に渡っていたが、南吉生誕40年の昭和58年に半田市が購入、復元修復を行ったあと、昭和62年から一般公開されている。

半田市岩滑中町1-83
(0569)26-4888(新美南吉記念館)
定休日 年末年始

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半田市 新美南吉養家


南吉が八歳の時に養子に入った家で実母の実家でもある。南吉は祖母新美志も(実母の継母)の養子となり二人きりで過ごしたが、その生活はあまりにも寂しく、わずか四ヶ月で実家に戻ってしまっている。
内部見学は事前にかみや美術館に連絡。

半田市平和町7-60
(0569)21-0802(かみや美術館)

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半田市 カガシヤ


半田の銀座本町にある知多半島で一番古い喫茶店。南吉も何度か訪れており、弟とカガシヤに行った事等が日記に記されている。
現在の店長は故尾崎豊の従兄弟であり、南吉ファンと尾崎ファン両方に有名な喫茶店である。

半田市銀座本町4-6-3
(0569)21-0982
※現在移転して営業中 → 地図

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武豊町 武豊停車場跡


愛知県下で初めての鉄道がひかれた旧国鉄武豊線。終点駅跡にターンテーブルが復元されている。

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武豊町 壱町田湿地


愛知県武豊町にある県の天然記念物。七種類の食虫植物、日本一小さいトンボ、絶滅危惧植物が生息する。保護区域の為、一般公開は年に五日間ほど。

一般公開日のみ見学可
駐車場 無料

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武豊町 歴史民俗資料館


江戸時代は醸造産業が栄え、明治期には県下で最初に鉄道が走り、国際港も整備された武豊町の資料館。町の財政もそれほど悪くないため、力の入った展示となっている。

武豊町字山之神20-1
(0569)73-4100
月曜・祝日・年末年始・資料整理日休館
入館料 無料
駐車場 無料

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美浜町 かっぱ像


知多のB級スポットとしてそれなりに著名な像。昭和30年代、町の海水浴場の知名度向上を目的として建てられた。その後長らく放置されたが、寄付によって新しい像が追加された。一見、円満家族に見えるが、なぜか長男河童はタブーに。

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美浜町 野間大坊


知多八十八箇所のひとつ、野間大坊は鎌倉幕府を開いた源頼朝の父、義朝の最期にまつわる寺として有名。内や近辺にはには義朝廟や義朝の首を洗ったとされる血の池、落命した湯殿跡、そして義朝を討った長田父子が逆磔にされた松の木などが残っている。

美浜町野間東畠50
(0569)87-0050
参拝料 500円(本殿)
駐車場 無料

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美浜町 えびせんべいの里


「魚ひろば」などとならんで、「海の知多」土産で有名なえびせんべいの里。休日は非常に多くの観光客が詰め掛ける。試食や無料のコーヒーなど、なかなかサービスがいきとどいている。
そんなたくさん食べるものではないが、種類もたくさんあり、自分好みのせんべいもきっと見つかるのではないかと思われる。

美浜町大字北方字吉田流52-1
(0569)-82-0248
年中無休
8:00〜17:00

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美浜町 南知多ビーチランド


カップル向けというより家族向けの水族館。動物と触れ合えるイベントが多い。名古屋港水族館より規模ははるかに小さいがこちらの方が楽しめるかも。

知多郡美浜町奥田428-1
9:30〜17:00(3/16〜7/16・9/1〜11/15)  9:00〜17:00(7/17〜8/31)
9:30〜16:30(11/16〜3/15)
休館日 水曜日(12月〜2月/除祝日・冬休期間)
入場料 大人1500円 中学生1100円
     小学生700円 3歳以上500円
駐車場 500円(直営)
     付近に民間で若干安い駐車場有り

美浜町 おもちゃ王国


2006年3月、南知多ビーチランド内に開園したおもちゃ王国。3歳〜小学生低学年向けのおもちゃパビリオンが置かれている。子供が勝手に遊ぶので親は割りと楽かも。
(水族館に新設されたレックダイブ紹介もあり)

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美浜町 小野浦駅


名鉄知多新線内海・野間駅間にある未成駅。
付近の開発がすすまず、建造途中で工事中止となった。現在もホームや階段などが残る。路線自体は現役なので線路に降りれば当然つかまる。

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美浜町 恋の水神社


有名な神社。決して人通りの多い道沿いにあるわけでも、目を楽しませる展示があるわけでもないが、カップルや若者達が多く集まる。

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美浜町 時志観音


知多西国三十三観音の八番で知多では有名な安産、虫封じの寺。海岸近くの山上にあるため晴れた日はとても見晴らしがよい。

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南知多町 大和艦橋展望台跡


師崎港近くにある展望台は戦艦の艦橋の高さに合わせて建てられ、その旨を記す説明書きと鳥瞰図があるという情報をいただいたのでレポート。
現在立入禁止。

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南知多町 たぬき寺軍人像


たぬきの像が多く並ぶ中之院、通称「たぬき寺」、ここには名古屋市内から移された軍人像が数多く並んでいる。敵前上陸を果たそうとして全滅した師団がモデル。遺族から提出された写真などから忠実に生前の姿を映し出している。

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南知多町 郷土資料館


移転した学校の建物を利用している。常駐する係員はおらず、入りたいときは隣の図書館に声をかけて鍵をあけてもらわなければならない。客もあまり入っていないようでとても廃チックな雰囲気が漂う。

南知多町大字内海字柴井1-66
(0569)65-2880
月曜(除祝日)・年末年始
入館料 無料
駐車場 無料

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南知多町
内海サンドスキー場跡



知多の観光が一番輝いていた時代、それまでガラスの原料である桂砂の採取地であった砂山はサンドスキー場としてにわかに脚光を浴びた。
わずか10年あまりで自然消滅したこのサンドスキー場跡を調査レポート。

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南知多町
師崎プール跡



師崎港近くに残る、周囲を防波堤で囲まれた海水浴場跡。いつ頃できて、いつ頃使用されなくなったのか不明。砂浜の少ないこの辺りの子供達の為に作られた海水浴場だったらしい。
この辺りで釣りをする人には、ちゃんと「プール跡」と呼ばれている。

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南知多町
内海フォレストパーク跡



1982年に開園した、アスレチックなどの設備を備えた野外型施設跡。
知多半島の最高峰である高峰山にあり、日本一急角度のゴンドラに乗って入場した。高い入場料と、レジャーの多様化で入場者は年々減少し、2003年に閉園した。
痕跡はほとんど残っていない。

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南知多ドライブ


海のイメージが濃い南知多。一時期は「南セントレア市」騒動で全国にその名を馳せた。シーズン中は海水浴客で道路は渋滞するが、この季節は景色のいい快適な道となっている。今回は「たこめし」を求めての南知多ドライブ

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知多半島出身の童話作家「新美南吉」特集はこちら

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