旧中埜家住宅(紅茶専門館ティーズカフェ) その1
(半田市 2006/3)

半田市にある国指定重要文化財。
明治44年に中埜家第10代半六が英国で見た欧米住宅の美しさに惹かれ別荘として建築したもの。戦後の昭和25年、11代の半六によって設立された桐華学園の本館として昭和63年まで用いられた。昭和51年に国の重要文化財に指定され、翌々年の昭和53年に大改修を受けている。
平成13年からは「紅茶専門館ティーズカフェ」として開放されている。
外壁には同じく半田市内の赤レンガにも見られるハーフティンバー様式を、屋根には天然手割のうろこ型、角型スレート瓦を用いた本格的な洋風建造物。


前から気になっていたのだが、なんとなく敷居が高いような気がして入りにくかったのだが、入ってみると割と気楽な感じ。ただ何となく他のお客さんがセレブっぽく見えるのはこちらの僻みだろうか…。

※H25耐震調査などのため閉店

住 所 半田市天王町1-30
入場料
駐車場
開館時間
休業日
H P

名鉄知多半田駅北方約300mの場所にある旧中埜家住宅。半田市の市街地にぽんと建てられているのだが意外と違和感はない。

赤レンガにも見られるハーフティンバー様式が特徴の外壁。ハーフティンバーとは外壁に柱の一部が露出する様式。


一見、お庭でお茶すると気持ち良さそうだが、すぐ隣に系列ビルが建っており、そんな気にはなれないだろう。実際お庭では飲ませてくれなさそうだし。

すぐ隣には桐華ビルディング。1,2階を学校施設として用い、上層部はマンションになっているようだ。

建築に詳しくないのでよく分からないが、デッキとでもいうのだろうか?入口のすぐ横にあたる。

正面入口。

建物の南東面。
建物内の客用のトイレはないので、行きたい人は見えているドアから出て、隣のビルのものを用いる。

いかにも洋風な大きな出窓。窓の下の壁にはなにやら石みたいなのが埋め込まれている。

建物の南面を囲うように建てられているビル。これがなくて洋風庭園にでもなっていればより雰囲気が良いのだが。

入口入ったところ。
左側がレジ、右側のドアから席へ。土足禁止なので、スリッパに履き替える必要がある。

あちこちに用いられていない扉。こういうあたりが廃心をギューっと掴んでくる。

 
装飾された大きく細長い窓が特徴的。近くでみると窓の桟などが結構痛んでいて、すきま風なんかも入ってきたりする。冬に窓際に座ると、早々に退出する羽目になりそうだ。

梁や天井の装飾もハリボテチックなものではなく、いい意味でボロさが出ている。
暖炉も見られるが、使用してはいないようだった。

オーダーした期間限定の桜茶。
よく分からない味がした、判断は紅茶を飲みなれている人にまかせたい。

天井。
かつては大きなシャンデリアでもぶら下がっていたようだが、今はこじゃれたものになっている。

旧居間と思われる部屋の天井。
何やら盆踊りチックな電飾。

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