半田赤レンガ(旧カブトビール)H22特別公開 その1
(半田市  2010/5)

年に数回開催される開放日の中でも年に一度の特別開放日はイベントも盛り沢山、今年(平成22年)もGW中の5月3、4日に開催され、隣のハウジングセンターのイベントと合わせてたくさんの観光客が訪れていた。解放日に訪れたのはこれで5,6回目なのだがカメラを忘れたり、写真がちゃんと撮れなかったりとなかなかアップできなかった。建物については前にも紹介してるので詳細は割愛し、イベントや展示をメインに紹介したい。

昔はオリジナルの状態そのままがよくって、内部でやってたイベントなんかちょっと邪魔だと思ってたが、解放日にやってくる観光客の様子を見てるうちにこれはこれでいいのかもしれないと思うようになった。もちろん建物のメイン部分は触って欲しくないのだが、同じ半田の「旧中埜家住宅」のように常時お茶なんか飲めるようになればいいのになとも思う。で、できれば年に1,2回でいいから「事前予約、人数限定」で2階以上を見せてくれたり、建物について詳細に紹介してくれる日なんか設定してくれると色んな幅の趣味の人達に見てもらえるのではないだろうか。


重厚で何度見ても見飽きない建物なのだが5階のステンドグラスだけはいただけない。

自分が好きな取り壊された東部分の接合部を何枚も撮影。
こんな部分が好きって少々おかしいのではないかと自問しないでもないが。

平成16年6月に文化庁の登録有形文化財に登録、同21年2月には国の近代化産業遺産にも認定されている。
このレンガで作った台座がいいね。

一部復元された部分はあるもののハーフティンバー部分はレンガづくしの建物内で一つのアクセントとなっている。

ちなみに写真で写ってる面が復元部分で、往時は別の建物と連結していた。

ハーフティンバー下部。台座のコンクリート部分が破損していたので内部を撮影、本体建物から続くレンガが顔をのぞかせていた。

入口は北側の大壁面から。
地元の中学生がボランティアで手伝いをしており、リーフレットを配布していた。

しかし左側に見える大きな開口部は一体何に使っていたんだろう。聞こう聞こうと思いつつまだ聞けないままでいる。

こちらは何度も紹介している北面に残る機銃掃射の跡。昭和20年7月15日、中島飛行機の資材倉庫だった時に受けたもの。

ダークな部分を隠したがる自治体が多い中、半田市はこの戦争遺跡としての側面もしっかり紹介していて良いと思う。


入口に貼ってあった建物内のイベント(?)地図。
最初に訪れた頃はちょっとした展示パネル+αくらいだったイメージがあるが、その頃と比べるとイベントの数も増えたし規模も大きくなった気がする。

建物内の廊下。
外は汗ばむほどの陽気だったが、さすが断熱構造に優れる建物だけあって内部はヒンヤリ、少々肌寒いくらい。

この部屋ではGWということで紙カブトの配布がされていた。手前は昔ビール瓶をつつんでいた藁のこもづくり実演コーナー。

確かどっかの大学が製作した赤レンガペーパークラフトの配布。
すごく欲しかったがこの日は既に品切れ。反応によっては市販するかもしれないとのことだった。200円くらいだったら売れるんじゃないかなぁ。

完成品アップ。
屋根の凸凹まで再現された秀逸な造りらしいが、手先不器用な自分が作ったら建物自体が凸凹しそうだ。

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