小野浦駅 その1

名鉄(名古屋鉄道)知多新線は同河和線富貴駅〜内海駅を結ぶ路線で1980(昭和55)年に全通した。この知多新線が走る知多半島南部は古くからの漁業のほか、海水浴場をはじめ水族館やアスレチック公園などリゾート色が濃い地域だったが、近年は客足が遠のき、旅館やリゾート施設の廃業がちょくちょく目立つようになってきた。


小野浦駅は知多新線の終着駅である内海駅と野間駅の間に設けられるはずであったが、地域開発の遅れなどから建設中止となった。具体的にどのような開発がされる予定であったのかは知らないが、駅の近辺には家も何もなく、駅まで通じる道も駅を過ぎてしばらくするとなくなってしまう。
廃マニア・鉄道マニア・心霊マニアの間でもメジャーな未成駅。

細い道を走っていくと、知多新線高架に見える建造物。左に分岐していく道を登っていくとそこに見えるは小野浦駅。


予想していたが草ぼうぼう。
予想してたのに半ズボン。
予想してたけど足かいかい。


駅階下部分。
上り下り各ホーム用の階段が残る。車を停めた駅表(?)は右側。
草が倒れているところがあちこち見られたので、ちょいちょい人も来ているのだろう。

駅表側階段。階段近くまで行くには更に草をかきわけて行く必要がある。ここまでで既に足がかゆいので後回し。

高架下。雑草が生い茂っていてどうなっているのかははっきり分からない。恐らく何もないのだろうけど。

山手側の階段。日陰のせいか雑草が少ない。
年代もののトラクターが置かれているが使用している様子もないので破棄されていると見たほうがよさそうだ。

高架下、名古屋方面を撮影。

左側階段を上がっていく。
強い日差しが差してくる。

階段にはジャパニーズテイスト、苔。


小野浦駅ホーム。
右手が名古屋方面。相対式ホームであるが、レールが通っているのは一面のみ。
ホームはとても短い。

内海方面。
路線自体は現役なので、本数は少ないとはいえ列車は通る。運転手などに見つかると面倒なので写真を撮りながらも全身で列車の気配を探る。

階段背面に置かれた滑り止め。用意はされたが設置前に工事中止となったらしい。

反対側ホーム。
当然駅看板も何もない。

ホーム最名古屋寄りから再度内海方面を撮影。ホームの長さはこれくらい。

ホーム最内海寄り。柵も壁もないので気をつけないと転落してしまう。

知多観光トップ次頁
観光トップ