中部電力 知多電力館 その1
(知多市 2005/7)

愛知県内に三箇所ある中部電力PR館の一つで全国でも有数の規模を持つ知多火力発電所内に設けられている。しかし展示内容はその発電所の規模と反比例して少々お粗末。小学校高学年の遠足でも少々厳しいと思われる。ましてや初デート先としてチョイスしてしまうとかなり濃厚な暗雲がたちこめる可能性高し。見学時間は3Dシアターを除くとしっかり見ても30分ほど。
予約すれば火力発電の様子も見学できるらしいので、やはり遠足がらみでの利用がメインと思われる。
他に中部電力関係のPR館として下記の2館がある。
でんきの科学館
へきなんタントピア


住 所 知多市北浜町23
(0562)55-8311
入場料
駐車場
開館時間 9:00〜16:30
休業日 月曜日(除祝日)・年末年始
H P

閉館が16時30分なのにも関わらず到着したのは16時5分。残された30分弱で全部まわれるか不安なまま門に飛び込む。
しかし門から見える建物はなにやら小さげ、別の不安が頭をもたげてきた。

写真だけみたら公民館、もしくは幼稚園という感じ。大規模な展示を期待していたのだがこの建物では期待できそうもない。

受付入ってすぐ目に入ってくるのは昭和35年製造の蒸気タービン。タービンの下部に見えるのは記念撮影用の年月パネル。遠足用だとすると、この場所で一クラスまとめて写るのは難しそう。

展示はこのタービンを中心として円周上に配置されている。仕方ないといえば仕方ないのだが、発電の仕組みなどお決まりの展示は少々きつい。

液化天然ガス、電気の種類に関する展示パネルなど。手前のおじさんは連れてきていた娘以上にハッスルしていたがこの時は少々お疲れ気味。


館内メイン部分のパノラマ写真。中央が蒸気タービン裏側。左手奥が入口となっている。これくらいのパノラマでほぼ館内の様子が撮影できる程なので、その規模の小ささが分かってもらえると思う。


 パノラマ

体験コーナー。
手前から「メカザウルス」・「パソコン占い」・「タッチクイズQ&A」。電気との関係に少々疑問を覚えないでもないが、訪れた子供達にとって展示パネルよりはるかに楽しいものだろう。

ボタンを押すとメカザウルスが首や手、尾などを動かす。実はゴジラよりメカゴジラの方が好きだった自分、大喜びで操作するのだが手と首以外は動かず反抗的。

パソコン占い。
主に風水関係のようだった。風水とコパに全く興味がないのでスルー。

自転車こぎをして発電した電気で球が浮くらしい。最近心拍数が上がりやすいのでやめておいた。
遠足など大人数で訪れた場合は競いあえて楽しいかもしれない。

模擬中央制御室。
その名の通り中央制御室の模型。中央のテレビでは発電所内部の様子が見られるとのことであったが、ソファでくつろぐおじさんとの摩擦を避けるためスルー。

火力発電の原理を分かりやすく展示した立体パネル。
事後報告ながら、「分かりやすく展示」と書いたが実は読んでない。

コンピュータ「学習・ゲーム」コーナー。
ゲームは「ぷよぷよ」。おじさんはハッスルしていたが娘は無関心。最近の小学生はぷよぷよに歓喜しないということが分かっただけでもここを訪れた甲斐があるというものだ。

3Dシアター。
専用のメガネを用いて発電所の説明を見せてくれるらしい。最終上映は15:00だったので見ていない。
部屋の大きさと比較してスクリーンは小さめ、もしこのスクリーンを使用するというのであれば迫力はなさそう。

一見スポーツジムのようにも見えるコーナー。手前には血圧計、血圧には自信があるのだが30超えて高くなってきた。正常値が出るまで4回やった。

肥満度チェック。
ごらんのとおり故障中。体験系の器材が何一つ壊れていないスポットはあまり見た事がない。

象のエレ太くんと力くらべ。
エレ太君の鼻をひっぱると張力が表示される。人力発電ゲームと同じく、こちらも大人数で競いあえばそこそこ楽しいかもしれない。残念ながらこの時は閉館間際の三十路男一人、楽しいわけがない。

直流と交流の解説がされている。ハンドルをまわしてそのパルスみたいなものを表示、これによって直流と交流の違いを知らしめるもののようだ。
普通科出身なのでどれほど説明されても意味が分からない。

知多火力発電所における環境対策をジオラマを使って解説。

解説はほとんど読んでいないがジオラマだけはゆっくり見させてもらった。

建物を出ると高圧電線が張り巡らされていた。環境対策のジオラマを見たあとではあるが、何かと物議をかもし出している高圧電線、長居は無用と早々に退却。

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