姫路城 その7

大天守内部、現存天守の中で最大のものだけあってかなり広い。鎧兜や刀槍、鉄砲などが展示されている。
観光客も多く、さすがに人を入れずに撮影するのは難しい。

大天守一階「城と城主」の展示。
建造物の撮影に夢中であまりちゃんと見ていなかった。なにせ人も多いし…。

掛軸などの展示もされているが、残念ながら時間的にも追われていたのでパス。まぁ時間があっても真面目に読んだことはあまりないのだが。

「ニの渡櫓」へ続く二重扉。現在は通行不可なのが惜しい、通行できなくてもせめて開けた状態が見てみたかった。

釘隠。
以下説明板抜粋。
「これは木製黒塗りの釘隠であって、地階から5階まで各階長押に493個の六葉釘隠と152個の饅頭釘隠が取りつけてあり、最上階(6階)の釘隠は金箔押しの六葉飾り金具打ちです。」

天守から南面の備前丸を臨む。現在は何もない広場であるが、往時は輝政の居館、長局、御対面所などが建てられていたが、明治15年12月の大火で焼失してしまった。

 
大天守三階の心柱。説明板にはこの大柱のことが記載されている。以下抜粋。


東大柱…「樅(もみ)の一本材でしたが、根元が腐っていましたので、昭和の解体修理(昭和31〜39年)のとき「檜(ひのき)」材で根継ぎをし、補強されました。


西大柱…3階から上部は「栂(とが)」材、下部は「樅」材を用いて継がれていましたが、芯が腐っていましたので、昭和の解体修理のとき、新たに「檜」材を2本用い、依然と同様に3階で継ぎ、鉄輪で補強されました
●上部の檜
 兵庫県神崎群市川町笠形神社地檜 樹齢約670年
●下部の檜
 岐阜県恵那郡木曾谷国有林木曾檜 樹齢約780年

大天守三階。
他の階と比較して天井が高い。西大柱横の階段(写真右手)からロフト(?)っぽい踊場に登ることができる。

その踊場部分から三階部分を撮影。
中央部分にはケーブルらしきものが通っている.

大天守三階の周囲を巡る石打棚。下部に見える戸は内室(うちむろ)と呼ばれる屋根裏部屋への出入口。武者隠しや倉庫として用いたとある。

同じく石打棚。奥に立っている人の身長とほぼ同じ高さ。登れないのが残念。

こちらは下部に大きめの戸がついている。

三階(千鳥)破風の間。
後期になると修飾のための破風(破風の間がない)を用いるパターンが増えてきたが、姫路城はれっきとした破風の間を持つ。


どうでもいいが、なぜか現存天守の破風の間には人がぼんやりと座っていることが多い、風が通って居心地がいいのだろう。

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