姫路城 その6

「水の三門」遠景。
ぱっと見地味な門なので、普通に通過しようとすると…。

「水の三門」城内側。
埋門となっており、簡単に通路を防ぐことができる。

三門をくぐってすぐ見えてくる「水の四門」。三門を越えたところですぐ狙い撃ち状態。正面の割と低い壁を越えることができたとしても、その前には巨大な「水の五門」が立ちはだかる。

四門前から撮影した、乾小天守(…多分)。大天守には見られない華頭窓が特徴。

「水の五門」前から撮影した四門城内側。三門を越えたところが五門の正面となるのだが、わざわざ四門で一度屈曲させているのはなぜだろうか。

西小天守(左)と大天守を繋ぐ「二の渡櫓」階下部分が「水の五門」。

「水の五門」、鉄金造りの強固なものとなっている。

左「水の五門」を過ぎて連立天守群内部へやっと入ることができる。屈曲してすぐ見えているのが「水の六門」、西小天守地階の入口となっている。

大天守地階の流し。他の天守ではあまり見られない炊事用施設や便所など、籠城時の想定を含んだ設計となっている。


流しの断面説明図。

西隅の二重扉。大小それぞれの扉に閂(かんぬき)がついているのが見える。

地階から伸びる二本の心柱(しんばしら)、六階床下まで延びていて、長さ24.6m。ただし西大柱は三階床下で継いでいる。天守で心柱が現存しているのはこの姫路城のみ。

地階倉庫。説明板によると「穴蔵」、「か蔵の間」と呼ばれ、弾薬や鉄砲、槍など武具の倉庫であったという。

説明板で展示されていた写真。地階で発見された便壷(糞尿を溜める壷)の運搬。この時でも匂ったのかどうかが気になるのは自分だけではない…はず…。

解体時に撮影された東北隅の便所跡。

甕を用いない西側厠跡。

前頁 兵庫県の城次頁
/////////10/11/12 縄張1/2