クリックすると詳細が見られます一乗谷
福井市城戸ノ内町
築城/廃城年 1471年/1573年
築城者 朝倉教景
福井駅から南東へ9Km、一乗谷のやや開いた部分にある。谷の狭まった所に上城戸・下城戸が築かれ、それらに挟まれた細長い約1.7Kmの所がが城戸ノ内と呼ばれる。山に挟まれた狭い町ではあるが 城戸ノ内の中心には土塀で囲まれた朝倉氏の居館があり、武士の館、庶民の家屋等が計画的に建設されていた。町は京都さながらに整理され、朝倉氏の城下町として繁栄した。戦乱を避けて多くの貴族や学者が訪れ、文化的にも大変発達した町だったらしい。しかし1573年、五代朝倉義景が織田信長によって滅ぼされると一乗谷は焼き払われ、以後は土に埋まっていった。


昭和40年代に入り、発掘調査が行われ多くの遺構、遺物が発掘された。焼き払われてからは町として復活することが無かった為、遺構の保存状態が大変良かったようだ。現在は調査にもとづいた町並みが復元されており、武家屋敷・職人・商人・庶民と暮らしを見る事ができる。
城・町並み・遺構・資料館等しっかりみるなら一日がかりとなる。


昭和46年 特別史跡
平成3年  特別名勝
平成19年 重要文化財 にそれぞれ指定されている。
この3つが同時に指定されるのは極めて珍しいとのことであった。