松江城 その6

本丸南側を撮影。

南西の鉄砲櫓跡。
石垣が凹型を描いているのがよく分かった。

北西側、本丸の搦手側を守る乾櫓跡。

再び地階に戻る。
写真は付櫓横側面に対し攻撃を仕掛けるための石打棚。
他に窓の無い地階であるが、突き上げ窓を配し、付櫓横側面の敵に対し攻撃を仕掛けるためのもの。


徹底的に実戦向けな城はそれだけで絵になるものだ。

石打棚と突き上げ窓。

付櫓と天守の連絡部分。
厚い板の扉の両脇にも銃眼が開いている。

本丸を北ノ門から出てぶらぶら歩く。
左手に「奥去口ノ門跡」と書かれた木柱が建っているが、通行止。

本丸北側の水の手門跡。
搦手側の門ではあるが、石垣の整備がしっかり行われていた。

水の手門跡から見た天守。

水の手門跡の東側(搦手側)。
枡形になっているが、表門は建てられなかったらしい。

たしか馬洗池。

馬洗池の南側に建つ「ギリギリ井戸跡」の木柱。
ギリギリとは頭頂部の「つむじ」の方言。深く掘った穴が「つむじ」のように見える井戸になったことからこの名がつけられたとされる。
その穴とは元々井戸を掘る為の穴では無く、築城時にこの辺りの石垣が何度も崩れるので掘った結果らしい。
そして掘ったら槍の刺さった頭蓋骨が出てきたとのこと。頭蓋骨を供養してからは石垣は崩れることなく積むことができたという。


人柱伝説といい、何かと怪談チックな話に事欠かない城である。

ギリギリ井戸ではないが、近くにあった井戸。

主郭北側の搦手虎口跡。

内堀。
左手が主郭側。

内堀に架かる橋。
女性二人組が大袈裟なポーズで写真を撮りあっていた。
景色にどうしても自分を入れなくては気がすまない人種の気持ちは良く分からない。彼女らからすれば別に分かって欲しいとも思わないだろうけど。

内堀の観光船。
乗ってみようかとも思ったが、中年一人のセンチメンタルジャーニーだと思われそうで躊躇してしまった。

内堀。
左岸には小泉八雲記念館、武家屋敷など観光スポットが並ぶ。とてもつまらないが。

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