松江城 その4

二ノ丸から本丸へ。
一ノ門の手前で石垣に突き当り、左に折れる。


石垣の色のせいかもしれないが、突き当りの石垣、右側と左側で妙に石の大きさが違うような気がする。

左側は大きい石が多い。

右側は左側と比較すると石が小さい。

現存・復元されていないが、二ノ門と奥の一ノ門で枡形を形成していた。

本丸のほぼ中央に建つ天守。御存じ現存天守十二城の一つ。
肩をいからせているように見える大きな入母屋を持つ望楼形天守。構成としては入口部分に付櫓を持つ複合式となっている。

四層五階(地下一階)の天守。
一・二層の外壁は全面板張、望楼部と付櫓は下見板張となっている。ただし中央の入母屋部分は板張が無い。華頭窓を際立たせるためとされている。


付櫓が付いている部分の石垣には下方への切り込みがあり、付櫓側面にとりついた敵に攻撃を仕掛ける為の突き上げ窓が設けられている。

西方面(正面から左側面)から撮影。
巨大な入母屋もさることながら、同一の大きさである一層、二層目が下部に重量感を持たせ、腰の落ち着いた天守に見せている。


上の写真の一層、二層目部分の拡大。写真が暗かったので明るく加工してある。
一層、二層の間には巨大な石落しが設けられている。更に、分かりにくいが一層目には多数の狭間。

正面入口部分撮影。
現存天守では姫路、松本に次ぐ高さを持つ。実際見て見ると写真や予想より大きく感じられた。

付櫓入口部分。
両側の石落し下部にも蓋付きの鉄砲狭間が開いている。天守の狭間は全部で94箇所切られているという。

付櫓入口横の石落とし&鉄砲狭間。
鉄砲狭間外側に蓋がついているのが確認できる。

本丸南西の鉄砲櫓跡。
復元されている本丸の櫓をあまり見た事が無いのだが、気のせいだろうか。

本丸西側の帯曲輪。

本丸北西に残る乾櫓跡。
そこそこ大きい櫓だったようだ。

乾櫓石垣。
ワイルドな野面積ではあるが、角度はきつい。

乾櫓近くの北ノ門跡。

米や食糧などを保管していた地階。
現在は昭和30年の天守修理時まで使用されていた梁や鬼瓦などで再使用ができなかったものを保存展示している。

同様に昭和30年の修理時まで天守の屋根を飾っていた鯱。
一番高い所から地下へ、大富豪みたいだ。

地階に設けられた深さ24mの井戸。
うっかりのぞきこんで携帯など落としたらあきらめるしかない。

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