安土城その1 (大手道〜伝羽柴秀吉邸跡)

大手道
復元された大手道を撮影。向かって左側が「伝羽柴秀吉邸」、右側が「伝前田利家邸」。
この大手道は幅約8mで長さ約180mある。大手門は現在の石垣が始まる所から約80mほど下ったところにあった。
今回のルートは公開されている、大手道〜天主〜摠見寺〜百々橋口の順にとった。


 ルート図
 大手道説明板拡大


説明板にあった調査以前の写真。


上の写真は調査前でとりあえずという形で再現してある時代のもの。現在とは雰囲気がかなり異なる。


下の写真は発掘調査によって検出した大手道の遺構。

安土城見学で一番気をつけなくてはいけない階段中の石仏。
城の再現を忠実に行う為に、実際に使用された石仏がそのまま使用されている。
石仏の近くには注意を促すように「石仏」と書いた板がある。あまり上ばかり見て歩いているとかなり罰あたりな事をしてしまうことになる。
以前、日没後に訪れた時にはかなり苦労した。

大手道の脇にある側溝。幅は約1m〜1.2m。

伝羽柴秀吉邸
「伝羽柴秀吉邸」の再現図。
大きく二段に分かれていて、上段郭が屋敷部分となり、写真中央からやや左上の大きな建物が主殿となる。下段郭には庭・厩があり、上下段の間には武者走りがある。
門も上下段郭それぞれあり、下段郭の門は櫓門となっており、確認できる最古のものとなる。
上段郭の門は高麗門、入って左側の二階建ての建物が隅櫓となる。

秀吉邸、櫓門跡から厩方面を撮影。近世城郭では数多く見られる櫓門も、この秀吉邸が確認できる最古のもの。

秀吉邸、櫓門附近から厩方面を撮影。
奥に説明板が設置されている。この城の説明板は詳細かつ丁寧であり、非常に読み応えがある。


中央やや右に溝が見える。


 説明板の拡大

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