小牧山城 その1 

市役所横の細い階段が城の大手道となる。大手側から登る場合は車は市役所に駐車しておくと便利。搦手側には専用の駐車場がある。



 案内図
 縄張図1
 縄張図2

大手道。きつくはないが段差が広くて登りにくい階段が続く。こういう階段って妙に嫌なんだよね…。

しばらく登ると左側に見えてくる小牧山稲荷神社。お稲荷さんを撮影する時いつも思うのだが、すばらしい遠近法の手本のような写真で3Dっぷり。

小牧山稲荷の近くの十字路をまっすぐ登ると右手に見えてくる自称「遊園地」、通称「普通の公園」
もちろん曲輪跡で、このすぐ下段が伝馬場跡で公衆便所や東屋が建てられている。

自称「遊園地」を右手に見てすぐのT字路。まっすぐ行くと模擬天守閣への近道となるのだが、実際の大手道はここから右に曲がった道となる。

右に曲がって大手道を進む。あちこちで土塁跡を見ることができる。

そしてあちこちで見られる曲輪跡の削平地。最初はバシャバシャ写真を撮っていたが、あまりにも多いので最後の方は撮るのに飽きた。小牧山には40箇所ほどの削平地があるらしい。

大手道から少しはずれた所に残る井戸跡。直径1mちょい。土が埋まってしまっていて写真ではほとんど凹凸が分からない。
フラッシュを焚いて撮影すると若干凹凸が分かる。

大手道をゆっくり登っても15分程で模擬天守閣が見えてくる。結構木が繁っていて天守閣をきれいに撮影する事は難しい。
広角レンズが欲しい…。

天守閣下に立つ説明柱(?)。
小牧山城は説明板の詳細差が妙に目立つ城で、北〜南東にかけての帯曲輪の整備地帯は非常に詳細な説明が行われているのだが、それ以外は妙に雑というか簡単な説明ばかりで、それすらも無い所もある。

尾張徳川家19代徳川義親氏の像。徳川家所有であったこの山を小牧市に寄贈した人。

この像の土台に使われている石には矢穴が残っている。最初は全く気付かなかったのだが、天守閣内部の調査結果本に記載してあったので分かった。よく見れば分かる所なので自分の観察力の無さに少々哀…。
ちなみに刻紋も残っているようなのだが見つけることはできなかった。

この小牧山が平地にモコっと出た感じの山なので、山頂に建てられているこの模擬天守閣もかなり目立つ。東名高速からも見えるはずなので地元以外の人でも目にしている人は多いと思われる。

麓から見ると模擬ながら結構立派な天守閣に見えるのだが、近くから見るとかなりしょぼい。一応模擬天守となっているが、やはり本名の「歴史館」の方がお似合いの建物。

入口付近に申し訳ない程度に石垣もどきを見ることができる。


9:00〜16:15
木曜と年末年始が休館
入場料 大人100円 子供30円
土日祝日は子供無料。


非常に良心的な価格で満足。

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