津城 その3

昭和33年、本丸東虎口付近に築かれた復興三重櫓(南面)。
形状・位置共、史実に基づいていない。

同じく復興三重櫓(南西面)。
昭和中期に数多く建てられた、史実に基づかない天守の一つと考えてよい。

しつこく復興三重櫓(南東面…城外側)。
現在は道路となっているが、往時は内堀。土橋で東ノ丸と接続していた。

説明板に掲載されていた明治期の三重櫓(丑虎櫓)。奥は戌亥櫓。これら三重櫓は多聞櫓で接続されていた。

再び三重櫓。本丸石垣上(多聞櫓)部分に向けて入口があったが、入ることはできない。
建売住宅レベルの大きさの建造物を無理に天守風に建てたので、近くでみるとすこぶる迫力がない。

古写真に載っている丑虎櫓のあった場所から北側内堀を撮影。
手摺等がないのでかなり怖いが、やはり何も無い方がいい。

本丸北側多聞から復興三重櫓を撮影。

丑虎櫓跡から下を見下ろす。
足がプルプル震えるので手ぶれをおこしてしまい、かなり撮りなおしをした。

本丸東虎口付近。
内堀の面影はほとんど残っていない。

東ノ丸近く、ニノ丸跡に建つNTT三重支店。
藩校「有造館」が建てられていたのはこの辺り。

再び本丸内部に戻る。
写真は天守台。台上に登る石段は無く、梯子を用いて登ったとされる。

他の建造物と連絡していたのか、梯子でもかけたか。

本丸・西ノ丸北面の内堀。
石垣下に犬走りが見られるが、これは復元されたもので、本物とは場所が異なる。往時のものは本丸南面と東面の一部につくられたもので、現在は埋め立てたれて現存しない。


そもそも曲輪をまたいで犬走りを作ったら、曲輪を分ける意味がないような気がするし…。

津市役所前の道路に停車中のバス。
少し離れた距離で見ると実物大チョロQ。

本丸北側の内堀。
この幅の内堀が本丸・西ノ丸・東ノ丸を囲んでいたが、現在は一部が残るのみ。

二ノ丸跡に建つ津市役所。
今回の見学で車を停める場所が無かったのでここの駐車場に停めた。
帰る際に駐車券を出したら「どこへ行かれました?」と聞かれたので、「城」と答えると、「ここは市役所専用です」としかられた。
地方都市で城内に役所があり、そこに駐車して怒られたのは初めてだ。別に有料でも構わないのだが、そんなに言う事ないじゃない。少し凹んだぞ。

前頁 三重県の城
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