備中松山城 その4

重文指定されている現存の二重櫓。
土塀に挟まれた狭い通路で接続されている。中に入ることはできない。
昭和初期、町の有志により二重櫓の修復が行なわれ、この城の現存保存のきっかけとなった。

一旦本丸から出て、本丸外側の腰曲輪をぐるっと回る形で搦手方面へ。
見えている門は本丸東御門。

腰曲輪を搦手方面に向かって歩く。
落葉樹が多いので、紅葉した木々が綺麗だった。

本丸東端の高石垣。
上に上がるに従って傾斜が垂直に近づく宮勾配の石垣。

右手に搦手門。
石垣が食い違いになっている。ちなみに門を出てすぐ崖となっており、降りるのは不可能。

水の手門脇曲輪内にある十の平櫓跡。見えているのはポンプ小屋。


この奥の道を行くと、大松山城方面に行く事ができる。
距離として数百mとのことだが、恐らくろくに整備もされていないので、行くからにはそれなりの覚悟も必要かと。

水の手門脇曲輪から見た後曲輪石垣。
見るまではあまりたいした曲輪ではないだろうと思っていたが、なかなか立派な石垣だった。

二重櫓。
石垣が岩盤の上に積み上げられている。

何やらよく分からない岩だが、荒々しい迫力がある。奥に見えるのは天守。

北面から撮影した二重櫓。
「燃えろ!岩盤君」、そんなフレーズがぴったりの岩盤であった。

腕木御門に繋がる石段。門の向こうは本丸。

後曲輪内の九の平櫓跡。小松山城の北端部にあたる。

後曲輪内に残る井戸跡。
潰されてはいなかったが、危険防止もあって、厳重に蓋がされていた。

九の平櫓跡から二重櫓・天守を臨む。
個人的は正面側よりこちら側からのアングルが好み。

植林された杉が非常に目立つ。つぎはぎみたいで格好悪い。成長も早く、植林しやすい杉ではあるが、これからの時代の植林は、日本らしさを取り戻すためにも落葉樹でお願いします。

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