備中松山城 その2

城郭の最西端にあたる四の平櫓跡。こういった櫓跡があちこちに見られる。

北西に向かっていた道は、四の平櫓跡から北東に向かう。石垣の切れ目部分が黒門跡。

御膳棚にはトイレが設置されていた。男用の大は和タイプ1室のみ。とりあえず利用させてもらった。

御膳棚から道を挟んで、厩曲輪。二ノ丸と三ノ丸の中間にある曲輪。柵などはないので、石垣近くまで寄れるが、雨の日や落葉には気をつけないと落下の恐れもあるので注意が必要。

厩曲輪から見下ろす三ノ丸。奥に見える土塀、向かって左側が現存、右側が復元されたもの。

黒門跡を越えて鉄門跡方面へ向かう。鉄門を越えると二ノ丸。左手の石垣は二ノ丸のもの。

敷地としての広さは城内随一である二ノ丸。奥には天守をはじめとする本丸建造物群が並んでいる。

巨大な石落としが特徴的な建物は平成9年に復元された五の平櫓。写真中央下部に見える石段を登ると、入城料を払う小屋がある。

入城料を払って本丸へ。
写真は本丸の奥側、天守近くから本丸入口(南)側を撮影。左が五の平櫓、右が六の平櫓。中央が本丸南御門。
六の平櫓の入口には地元のお茶のサービスもある。

六の平櫓内部。
新しい復元であるため、資料に基づいた木造による復元。内部では、映像による城の紹介、古写真や、修理時に交換した瓦などが展示されている。
言われなければ現存かと思える復元なのだが、惜しむらくは床に敷かれたカーペットか。

本丸南御門の古写真。
ほぼ崩壊状態なのが一目瞭然。

こちらは昭和初期の六の平櫓の古写真。もう少しタイミングがよければ、こちらも修理が行われて現存であったのだが。

本丸中央部から撮影した二層二階の天守。左手の廊下屋根により、三層にも見える。
石垣上段からの高さは約11mで、現存天守12城の中で最も低い。ただし現存天守のある城の中ではもっとも標高の高い場所にある城でもある。


往時は左の石段を上がった所に八の平櫓があり、廊下を経て天守に入っていたが、それらは復元されていない。

城の大きな特徴となっている唐破風と出格子窓。壁の外壁などがかなり傷んでいたため、平成15年に修理が行われた。

城内の鉄砲狭間。奥の下段に石落としも見られる。

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