松代城(海津城) その1


展示してあった縄張図に注釈を付加した図。手前が北側、ということは当然奥が南側でござる。

城の北西部にある無料駐車場に車を停めて城へ。城のパンフレットは城内にはないので注意が必要。北西駐車場にはパンフが置かれている、持って行った方が無難。


写真は城北西部の堀跡。現在は堀跡を示す砂利が敷き詰められているのみ。

土橋を挟んで東側の堀は水が入っている。

真田宝物館に展示されていた松代城ジオラマ。手前が南西方面。三日月堀も見られる。左下が、途中から政庁などが移った花ノ丸。

土橋を渡って城内へ。きれいな土塁も近年復元されたもの。

平成16年に復元された建造物の一つである北不明門。搦手側の枡形門。門の向こうが本丸となっている。


北不明門付近(QuickTime)

北不明門の西側にある戌亥隅櫓台。

戌亥隅櫓台に近影。以下説明文。
「松代城は、本丸の周囲や出入口などの重要な部分に石垣を用いました。大小さまざまな自然石を巧みに積み上げた、たいへん特徴的なものです。特に本丸北西の戌亥隅櫓の石垣は松代城内でも古い近世初頭のものと言われており、その高さと購買の美しさは、当時の石工の技術の高さを物語っています。
石垣の修理工事では、可能な限りその特徴を活かし、明治以降の改変や消失したもの、構造的に不安定になっている箇所について、当時と同じ工法で積み直しました。」


まぁ、言うほど高くもないのだが、教育県長野らしい感じがする文章だった。

本丸外側の石垣。戌亥隅櫓台は野面積となっているが、ここは打込ハギで組まれている。城内は砂利っぽい特殊舗装が施されており、雰囲気を崩さない配慮がされている。

井戸跡に復元された井戸。

井戸内部。元がどのような状態だったのか分からないが、ある程度真面目に復元したようだ。結構井戸の中をいい加減にやっている城も多い。

どうもいただけないのが、この井戸をライトアップするライト。
他にもいくつかこのようなライトが見られたが、少し狙いすぎの感あり。

北不明門。以下説明板より。
「本丸の裏口(搦手)に位置する門です。太鼓門と同様に櫓門と表門(枡形門)の2棟による構成でした。18世紀中頃に行われた千曲川の改修依然は、門が河川敷に接していたことから、『水之手御門』と呼ばれることもありました。
絵図資料をもとに、当時の門礎石をそのまま利用して忠実に復元しました。櫓門は石垣に渡らずに独立しており、中世的な様相を残した松代城の特徴的な門です。」

北不明門塀の内側。矢狭間と鉄砲狭間を備える塀は控柱も見られる。屋根が結構張り出しているので武者走を渡すことはできそうもない。

長野の城次頁
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