大垣城 その1 

大垣城縄張図

本丸北西の乾隅櫓付近から撮影した天守閣。市の代表的な観光スポットでありながら、市街地にある為付属の駐車場というものがない…、これを探すのに苦労した。
タワーパーキングだと車が入らないのでなおさら…。

 説明板
 縄張図

内部から撮影した本丸北西の乾櫓と多聞櫓。

「おあむの松」。少女時代に大垣籠城戦を体験し、後にそれを「おあん物語」として後世に残したおあんが、城の脱出時に西堀端の松付近からたらいにのって脱出したために命名された松。戦前に枯死したため現在は二代目。

荒い野面積の石垣。同じ野面でも石の素材や細かい積み方で、見方というか雰囲気も変わるので見ていて飽きない。

天守台石垣の北西隅にある大洪水の碑。明治29年の大洪水で水が写真中央の線まで上がった。この洪水で当時の町の80%の家屋が屋根まで浸水したとのことであった。

本丸中央付近から天守閣足元を撮影。カメラを構えるとどこからともなく視界の前に立つどこかのお子様、おじいちゃんが近くにいなければアックスボンバーをかましたかった。

カメラをそのまま上に上げて天守閣を撮影。四層四階建てであるが「四」を嫌って三層と称している。ちょっと苦しいけど。
名古屋城と同じく、最上階の窓が展望用に大きくなっていて、破風の窓がなくなっているが、焼失前の外観に割と忠実。昭和20年まで健在で国宝だったため、記録が豊富だったのも幸いしたのだろう。
この窓の大きさについて大垣市の観光課に問い合わせた所、以下のような返答があった。
大垣城の天守閣の窓の大きさについてですが、現在の大垣城は昭和34年にできる限り焼失した大垣城を忠実に再現しようと建設されたものです。
当時の写真等は残っておりますが、国宝時代の窓の寸法まで書き込んだ細部の詳しい図面は現時点では残っておりません。確かに写真等を見ますと若干大きさが異なっているように思われる様子もありますが、正確な誤差の寸法や、その理由等は分かりません。

天守閣方面から本丸中央部を撮影。なんとなく神社っぽい雰囲気。

天守閣入口。現在歴史資料館となっている。
入場料:大人100円 小中学生50円
休館日:火曜(祝日は翌日)
入場時間:9:00〜16:30


こちらも有名な割には良心的な値段で満足。入城時にもらえるリーフレットの他に大垣観光マップももらっておくと便利。

展示は主に関ケ原関係が多い。結構読み物が多かったので楽しめた。

  

関ケ原前夜の杭瀬川の戦いのジオラマ。結構真剣に見入ってしまった。右の写真は討ち取られて首を失った方。左腕が変…。

関ケ原400周年の博覧会にあわせて改修され、ビジュアル面が強化された。文字を読むのが嫌だという人にもこれはおすすめ。

さらに破風の中の大画面プロジェクター。時間がなくて行けなかったが、ビデオを見てると関ケ原にも行きたくなる。

その他展示物。弓や火縄銃の複製品も手にとって見ることができる。

最上階。外には出られないので景観はあまりよくない。お決まりの城の紹介パネルはないが、戸田家家紋入り太鼓が吊り下げられている。



 最上階パノラマ

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