犬山城 その3

三階。二階の屋根裏部屋にあたる。入母屋の間とも呼ばれる階。ほとんどの観光客はこの階で足を止める事無く上に上がっていく。

成瀬正成時代に取り付けられた唐破風の内部。連子窓となっている。

入母屋の内部。結構狭い所好きでもあるのでついつい座り込んで長居してしまう。夏に来ると非常に涼しい。

四階、最上階。ボランティアのおじさんが城の歴史について色々説明してくれる。写真に写っている額は歴代城主。もちろん現在成瀬家当主の正俊氏も名を連ねている。
成瀬家は他の大名と比較して血脈が続いていて、九代目の成瀬正肥が養子ではあるが、八代正住の長女を妻としていて全く途切れていると言うわけでもない。


赤い絨毯は少々不似合いではあるが、資料に基づいて敷かれているので、意味もなく敷かれているわけではない。

四階の回廊から木曽川を臨む。天気が良ければ非常に良い景色が見られる。


 パノラマ

高欄は非常に低い。落ちれば間違いなくオダブツなので、高欄にもたれかかったり、走ったりすると危険。
だいたいの城は安全性が重視されすぎ、金網を張り巡らしたりするのだが、この城はそのような事がない。当たり前かもしれないが、これは非常に素晴らしい事だと思っている。

回廊から天守閣入口方面を撮影。左手に付櫓の屋根が見られる。

回廊から本丸入口の鉄門を撮影。復元された鉄門ではあるが、妙に不恰好に見えてしまう。

天守閣北西の出張。石落としが見られる。

天守台石垣。野面積で組まれている。昭和40年の解体工事で組みなおされた。

本丸北東の七曲門跡。他の門の跡に比べて残っている礎石も多く、旧情をよく留めている。

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