岩崎城 その1

駐車場にたてられている城の案内板。

 拡大図

二の丸庭園。城跡公園として整備された際に名古屋城の二の丸庭園を模してつくられた。
もともとは馬出だったらしく土塁も残っている。
二の丸庭園隅に残る土塁。なぜ馬出を庭園にしたのかは不思議ではあるが遺構が残っているからよしとしよう。

水琴窟。中を空洞にしたかめを伏せて地中に埋め込み、底にあけた穴から水を流し込むと音が反響して琴のような音を出すことから名づけられた。


 説明板
ひしゃくで水を汲み、写真のあたりに流すと本当に琴のような良い音がする。
山梨の躑躅ケ崎館にも同じ原理のものがあったが、そちらは聞こえなかった。

空掘横の土塁。整備してあるので現存の高さかどうかは不明だが、かなりの高さがある。

空堀と土塁。もともとは砦級の城で、土塁や空堀が防御の中心となっていたのは想像できる。

通路にもなっている空堀。底が平らになっており、あまり防御に役に立っているとは思えない。整備した結果であると思われる。

模擬天守閣。この日は祭日であったが月曜であったため入館することはできなかった。模擬とは言え、来たからには入りたい、祝日くらいは開館すべきではないだろうか…。

掘り抜き井戸跡。直径2.4m。まわりの穴は井戸跡の付近から発掘された柱跡の穴を表現している。厨房や排水路の遺構も発見されているとの事。
古図にも同位置に井戸が描かれていた。

隅櫓跡。発掘の結果、唯一礎石が見つかった遺構。礎石は調査後に埋め戻され、現在見えている礎石はダミー。

愛知県の城次頁
//