1585年、金森長近は秀吉の命を受けて飛騨を平定し、飛騨一円3万8000石余を与えられた。当初長近は鍋山城に入ったが、城下町の発展等を考慮し、多賀山城と言われた城跡を改修した。これが高山城であり、本丸、二の丸までに13年、三の丸に3年をかけて築かれ、説明板によると、御殿風の古い城郭形式を持っていたようである。
金森氏はこの地を六代治めたが1692年に将軍の不況を買い転封、金沢前田氏の管理下に入ったが1695年破却された。
以後この地は天領となり、代官所が設けられた。この代官書が高山の観光スポットのひとつ「高山陣屋」である。 |