宇和島城 その2

天守西面。
木の枝でうまく撮影できない。

軒丸瓦や鬼瓦に伊達家九曜紋が見られる。

天守台の石垣。
伊達時代に築かれた天守で、切込亀甲積となっている。

背後側から撮影した天守。
天守は重要文化財指定されている。各階に長押形が見られる。

建物規模はそれほどでもないが、とても天守らしい外観を持っている。


江戸幕府が開かれて約60年後に建造された天守で、狭間や石落としは設けられていない。また、玄関の式台は幕末に増設されたもので、こちらも防御の概念は見られない。

天守の千鳥破風。
下の天守雛形を見ると分かりやすいが、この破風は完全に装飾用。

天守一階に置かれている天守雛形で非常に忠実な造りとなっている。千鳥破風が屋根の骨組みの上に置かれただけということが分かる。

玄関式台下の石垣。ほとんど隙間が見られない切込ハギ。

轆轤櫓跡。
平面で見ると何が何だか分からない。この他、「御弓櫓跡」、「御台所跡」、「小鉄砲櫓跡」、「御休息櫓跡」などがあるのだが、説明杭が建てられているだけで何が何だか分からない。

御台所跡。
なんとなく復元されている。

天守一階に置かれている1/10天守雛形。1860年に製作されたもので非常に忠実な造りとなっている。
修理/石垣・玄関製作は1952年に行われた。この石垣が安っぽく見えるのが少々残念。

東面から撮影。

東面千鳥破風近影。
こちらも屋根に置かれているだけの装飾用だということがよく分かる。

南西方面から屋根近影。
懸魚も忠実に製作されている。

唐破風も装飾用。

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