宇和島城 その1

現在の場所に移築された藩老桑折家長屋門。市の重文に指定されている。

桑折家長屋門を越えて石段を登っていく。コンクリート補修が露骨なのが少々いただけない。

何度か折り返しながら高度を稼いでいく。藤堂時代に築かれた石垣は結構立派なもの。
天守の切込ハギと対照的な野面積。こうした城の歴史を見ていくのもまた一興。ただし明治以降に修復された場合もあるので注意が必要でもある。

井戸丸跡。
説明板によると城内に三つあった井戸の中で最重要のものであったらしい。
直径2.4m、深さ11m。

中を覗くと、豊富な水。
でも飲み心を全く鷲掴みしないその色彩。

幕末四賢侯の一人、八代伊達宗城の時代に建造された山里倉庫。武器庫として使用されていたとのこと。別の場所にあったものを解体移築している。
現在内部は資料館として公開されている。

現山里倉庫近くの雷門跡。

井戸丸を越えて本丸方面へ。
あちこちに見られる木々がどうも城っぽくない。

三ノ門跡。
門の遺構を見つけるのは難しいが、場所的に門があってもうなずける部分。

下層と比較して石段両脇の石垣も造りが異なってきている。

本丸登った所から逆方面を向いて撮影。

本丸を南側から撮影。
前方に見えるのが天守。

三重三階の層塔型天守。
櫓や小天守などと結合しない独立型。


千鳥破風、軒唐破風の配置、バランスの良い逓減率、シンプルだが見ていて飽きない建造物。

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