新居城

史実上存在する新居城をさしおいて建てられている「旭城」。昭和53年に建造された模擬城。
手前のゲージにはチャボが飼育されている。鳥インフルエンザで大騒ぎの昨今、チャボ達も生きた心地はしないだろう。

やってしまった痛い模擬天守閣。最近城郭はわりと史実に基づいた整備をされる方向に向かいつつあるが、昭和53年に建造されたこの建物はそんな事おかまいなし。城の名前さえ捏造している。

一階の喫茶店でコーヒーでも飲もうかと思ったが、客が誰もおらず、おどろおどろしいのでやめておいた。資料館にでもなっているものだと思っていたのでとりあえず上に向かう。階段は全く素っ気なし。

二階は有料の茶室ということで立ち入る事もできないまま、とりあえず三階へ。各地の城の写真がぽつんぽつんと展示されている。

三階の突き当たりに見られる数少ない展示物。説明文すらまともにない。

上の写真の対面に展示されている古瀬戸焼の鯱。この建物の屋根についているものも同じものらしい。
「自己満足」という言葉があるが、この城の展示物はそのレベルにも達していなさそうだ。

展示物すらない四階からの展望。田んぼ→名鉄瀬戸線→住宅街と綺麗に線引きされたような景色を眺めていたらなんだか気持ちが暗くなってきた。

 


近年まれに見るへっぽこ天守閣を退出した後、スカイワードあさひに向かう。スケスケレオタードを着た妙になまめかしいブロンズ像を過ぎ去ると、今度は不気味な生首彫刻。奥からゴリラ・キリン・バクと続く。特にゴリラに至っては「さらし首」としか思えない。更に気分は沈む。

市制20周年を記念して平成四年に完成した「スカイワードあさひ」。展望台の他、歴史民俗資料・ホール・レストラン・天体観測室等を備える施設。残念ながら歴史民俗資料コーナーはたいして見るものもなく、客の姿すら見られなかったが、ホールではなにやらおばさんと子供達がダンスをしていた。
ちなみにタワーは21時30分までで無料。惜しむらくは展望が思ったよりも良くないこと…。

展望台から眺めた旭城(模擬天守閣)。写真の左側の林が新居城本丸となる。

新居城本丸跡付近。雑木林状態となっている。

本丸を東側の土塁跡。なだらかになってしまっているので気をつけないと見逃してしまいそう。

説明板の地図。駐車場に戻る時に発見(?)した。
新居城の扱いも結構いい加減だが、わざわざ建造した旭城もしょぼすぎる。どっちつかずの整備をするとこうなるという悪い典型。


 説明板

愛知県の城