丸根砦

「丸根砦戦殉難烈士之碑」。頂上部に建てられている。鷲津砦もそうだが、砦の碑よりも鎮魂碑の方がかなりでかい。

砦碑。決して大きいものではない。

砦の頂上部分撮影。説明板にある空堀は見つける事ができなかった。

砦から桶狭間方面を撮影。

砦北西にある「大高丸根平和稲荷」。話によるともともとは今川家の僧、「権阿弥」が桶狭間合戦後に両軍の遺体を葬った場所ではないかとのことだった。


その後、権阿弥が亡くなった時に、鷲津砦東の長寿寺に合祀されたが明治の神仏分離によりこの地に移され、さらに昭和28年に長寿寺に再合祀された、残された稲荷跡は一時期廃れたが平成に入って整備されたとのことであった。

写真では非常に分かりにくいが「大高丸根平和稲荷」に残る井戸跡。

もともと土地の氏子下村氏の土地であったが整備にあたりこころよく貸与されたとのことであった。

この神社の額は近くの氷上姉子神社の鳥居基部で作られたもの。
当時、氷上姉子神社は海に面していたため打ち寄せる波で鳥居基が埋もれてしまい、存在すら忘れ去られていたが市の工事で地下4mから発見された。これを神社が稲荷に贈与したものを材料とし、この額が作られたとの事であった。


写真は額の裏側に記された額の由緒書。説明を受けるまではもちろん全然気付かなかった。土地の人や関係者に話を聞くと本や資料では分からない事を色々聞く事ができて為になる。

愛知県の城