横浜、神戸、函館、長崎など洒落た雰囲気を持つ港町。しかし我が名古屋港は日本有数の規模を持つ港でありながらその恩恵を受けていない。確かに国内屈指の水族館も建てられた、港の雰囲気をかもし出す公園整備された、夜景がみられるシンボルタワーも建っている。それでも何故か「大いなる田舎」が払拭できずにいる。
今回特集を作るに当たって名古屋港に二週間連続で訪れ、そして少なからず驚いた。「見て」、「遊んで」、「食べて」とやっていると時間が足りないのである。それだけ施設が充実しているのである。地元ながら少々たかをくくっていた部分もあったのだが、これはもう立派な総合観光スポットである。「所詮名古屋」と変なステレオタイプを捨ててしっかり遊びに行けば、きっとあなたも時間が足りないということが実感できるだろう。

名古屋港イタリア村(閉村)


2005年、名古屋港にオープンした観光スポット。この年は他にもセントレア開港など浮かれに浮かれていた名古屋であった。オープン当初は大行列ができる賑わいを見せたが翌年以降客は激減、2008年に経営破綻した。その後違法建築や従業員への給与未払いなどが発覚、後味の悪い終末となった。
〜港と2つの飛行場〜
名古屋国際仮飛行場・名古屋飛行場



航空機による民間路線就航により名古屋でも飛行場建造が熱望された。戦争の足音が近づく中でつくられた二つの飛行場をレポート。
名古屋教育水族館


名古屋港水族館が開館する80年以上前、名古屋港につくられた本格的水族館。
名古屋港のマイナーヒストリー。
名古屋港(ガーデンふ頭)


名古屋港水族館を中心とした観光施設をぶらぶらと散歩。入場無料の遊園地や商業施設など。
名古屋港カメ類繁殖研究施設


名古屋港水族館の付帯研究施設の一部を一般公開したもので、ウミガメの繁殖/孵化などが見られる。元々見学向けの施設ではないので、時間が余った人・カメが好きで好きでたまらないという人以外はお勧めできない。
巡視船みずほ体験航海2007


名古屋港開港100周年イベントの一つ。第四管区海上保安本部の巡視船みずほによる体験航海、および海上演習のレポート。暑いが楽しめた、倍率が高いのもうなずける。
砕氷船しらせ見学


2005年9月 名古屋港を訪れた砕氷船(南極観測船)しらせの艦内見学をレポート。
このしらせの前任艦「ふじ」は名古屋港で永久係留されている(下記参照)。
フリゲート艦テ・マナ見学


2005年6月 海上自衛隊との親睦、愛知万博ニュージーランド館訪問の為に名古屋港を訪れたニュージーランド海軍のフリゲート艦「テ・マナ」と補給館「エンデバー」の艦内見学をレポート。
護衛艦しらゆき見学


2005年6月ニュージーランドフリゲート艦テ・マナと同時に行われた海上自衛隊護衛艦しらゆきの艦内見学をレポート。艦内は非常に暑かったが、隊員の皆さんも熱かった。
名古屋市野鳥観察館


名古屋市港区野跡4-11-2稲永公園内
(052)381-0160
月曜(除祝日)・第三水曜・年末年始休館

内川河口の藤前干潟に集まる野鳥を観察する為に建てられた施設。広大な干潟やアシ原には年間100種以上の野鳥が集まるとされ、冬季には数万羽のカモが川面を埋め尽くすらしい。分かりやすいパネルや剥製の展示もあり、あまり鳥に興味が無い人もそこそこに楽しめる。
(特集愛知無料室内スポットと共通)
南極観測船ふじ


1965年国内初の砕氷船として就役した南極観測船。第7次から24次までの南極観測に用いられた。除籍後の昭和60年から名古屋港に永久係留され、南極および南極観測に関する博物館として公開されている。

名古屋市港区港町1-9
9:30〜17:00
休館日 月曜(除祝日)・年末年始
入館料 大人300円 小人200円 (共通券あり)
駐車場 600円(ガーデンふ頭共通)
名古屋海洋博物館


ガーデンふ頭のシンボルタワー「ポートビル」3階にある海に関する博物館。主に名古屋港の貨物取り扱いについて詳しい。ジオラマや模型、体験型展示が多く結構楽しめる。

名古屋市港区港町1-9
9:30〜17:00
休館日 月曜(除祝日)・年末年始
入館料 大人300円 小人200円 (共通券あり)
駐車場 600円(ガーデンふ頭共通)
名古屋港水族館


東海地方随一の水族館。南館では国内有数の飼育設備を持つウミガメコーナーやペンギンコーナー、北館ではイルカや和歌山からやってきたシャチのクーの大水槽やショープールがメインとなっている。

名古屋市港区港町1-3
9:30〜17:00(12/1〜3/31)
         17:30(4/1〜7/20・9/1〜11/30)
         20:00(7/21〜8/31)
休館日 月曜(除祝日)・年末年始
入館料 大人2000円 小中学生1000円
駐車場 600円(ガーデンふ頭共通)
ポートビル展望台


ガーデンふ頭のシンボルタワー「ポートビル」7階の展望台。地上53mとさほど高いわけではないが、天気がよければ鈴鹿山脈や御嶽山も確認できる。夜には名古屋港の幻想的な夜景も。

名古屋市港区港町1-9
9:30〜18:30
休館日 月曜(除祝日)・年末年始
入館料 大人300円 小人200円 (共通券あり)
駐車場 600円(ガーデンふ頭共通)
名古屋港遊覧船


かつては金鯱の形をした遊覧船「金鯱号」でマニア心を鷲掴みしていたが、2000年に合理化の為、船種を「平成1」に一本化した。名古屋ガーデンふ頭から名港トリトンまでの往復30分の船旅。

名古屋市港区港町1-9
10:00〜18:00
休館日 月曜(除祝日)・年末年始
入船料 1000円
駐車場 600円(ガーデンふ頭共通)
ガーデンふ頭


有料施設の他、ガーデンふ頭付近には、南極観測船ふじのスクリュー、一世を風靡した「タロ・ジロ」の像、目玉付モアイ像、無理じゃない人魚像、クリスマスを美しく彩るツリーなどが置かれている。天気が良い日はふらっと歩くだけでも結構気分が良いものだ。
ブルーボネット


中部電力創立50周年事業で2002年に開園した自然風庭園。トップガーデンデザイナーが作ったモデルガーデンをはじめ、園内には美しい草木と落ち着ける洋風庭園が広がる。

名古屋市港区潮見町42
9:30〜16:00(冬季)・17:00(春・秋期)・18:00(夏季)
休館日 月曜(除祝日)・海の日・12/24
      12/27〜翌年2月末日
入場料 300円
駐車場 無料
名古屋市港防災センター


名古屋市港区港明1-12-10
(052)651-1100
月・第3水曜・祝日・年末年始休館

阪神大震災・濃尾大地震等の体験コーナー、消防ヘリが展示されている。二階には昭和34年の伊勢湾台風に関する3D体験コーナーをはじめ、レトロな雰囲気に満ち満ちており、大人でも楽しめる。

→概略地図

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