名古屋市野鳥観察館
(名古屋市港区  2004/12)

庄内川河口の藤前干潟に集まる野鳥を観察する為に建てられた施設。広大な干潟やアシ原には年間100種以上の野鳥が集まるとされ、冬季には数万羽のカモが川面を埋め尽くすらしい。
建物は二階建てで野鳥を観察する為の望遠鏡が備え付けられている。野鳥の見方が分からない人にも係員が親切に指導してくれる。分かりやすいパネルや剥製の展示もあり、あまり鳥に興味が無い人もそこそこに楽しめる。


住 所 名古屋市港区野跡4-11-2稲永公園内
(052)381-0160
入場料
駐車場
開館時間 9:00〜16:30
休業日 月曜日(除祝日)・第三水曜日・年末年始
H P

稲永公園をぶらぶらしていると見えてくる野鳥観察館。施設の大きさの割りには係員の人数が多く、対応が行き届いている感じがする。
受付のおじさん達はお弁当を頬張りながら微笑んでくれた。

入口の説明板。
かつて名古屋市はゴミ処分場建設の為、藤前干潟の埋め立てを目論んだが反対運動等の為に頓挫した。現在藤前干潟は日本一の渡り鳥飛来地である。

入ってすぐのロビー。ちょっと雑多な雰囲気があるが、ここにも簡単なパネルや剥製が展示されている。写真左が入口、右側に観察室がある。

観察室に展示されている剥製。オオタカやフクロウ等の剥製はあまり見たことがなかったので結構長い時間見入ってしまった。
基本的に死体や保護後に死亡した鳥の剥製なので、個体によっては結構痛んでしまっているのもある。これが何故か自分のハートを鷲掴みする。

一階展示室。望遠鏡が12台置かれている。最初入った時にはトリトン通過体験で来たという青年が係員の指導を受けながら観察していた。
その隣には玄人っぽいおじさん。係員から「初めてですか?」と聞かれ少々ムッとしながら懐から出した望遠鏡で観察を行っていた。
いつ係員から声がかかるかと待っていたが、いつまでたっても声はかからず。寂しいから二階に上がった。

覗いた望遠鏡内を撮影。実際目で見るとちゃんとピントがあっているのだが、カメラではぼけてしまう。ピントを合わせるために色々触っていたら気持ち悪くなってきた。

寂しいから上がった二階。こちらは望遠鏡が18台。二階なので見晴らしもよく、人も多いかと思ったが誰もいない。
とりあえずのぞいた一階で係員に声をかけられるので誰も二階まで登らないのかもしれない。

二階の展示パネル。
パネルの説明は全体的に丁寧で分かりやすい。干潟の仕組みや役割、渡り鳥について等、結構読み応えがあった。

置かれている望遠鏡。結構小さいが倍率はなかなか良い。望遠鏡の前にはこの干潟で見られる鳥のイラストが書いてあり、とりあえず説明無しでもなんとか観察することができる。

オナガ一羽とカモメと鴨を確認。
説明もなく一人寂しく望遠鏡をのぞく33歳、その心境はこの日の曇り空と同じ。

一階に降りてくると親子連れが増えていた。相変わらず声をかけてくれないので、剥製にまた見入る。同じだろうか?石ころ帽子をかぶった時の心境と。

建物外にあるラムサール条約登録の碑。
ラムサール条約を調べると「水鳥の生息地として国際的に重要な湿地の保全を目的にした条約」とある。

観察館近くでカモメに餌をやるカップル。
傍から見ていると、ヒッチコックの「鳥」。

鴨とカモメが入り乱れる。ジョナサンもどこかにいるはず。

飛んでるカモメを撮るのは難しい。

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