名古屋港イタリア村

名古屋港に2005年にオープンした施設。イタリアのベネチアを模した街並みで、オープン当初はかなりの入場者数であったが、リピーターの確保に繋がらないまま経営状況は悪化、2008年には違法建築、工事費未払い、従業員給与未払いなど問題が次々に発覚、結局同年5月に経営破綻して閉村。

行く前はハリボテチックな見かけ倒しにもならない施設だと想像していたが、行ってみると予想に反して結構しっかり造りこんであったように思う。ただ核施設にあたるものがなかった気がする。ショップ(それも高い)や食い物屋(これも高い)ばかりなので家族連れはリピーターになりえなかったし、カップルもそう何度も訪れたいと思える施設ではなかったように思う。
休日は入場にクーポン券の購入が必要だった。自分も買って入ったけど、結局使わないままだった。

大人の事情でボツ集に入っていたが、時効だろうと表に出した。

おそらくイタリア村の目玉施設であったろう、ゴンドラ。イタリア製のゴンドラにイタリア人の漕ぎ手。オープン当初はすごい行列ができたらしい。

所詮ここは名古屋港、そう思うと並んでまで乗る気にはなれなかった。

巨大な男根さらし像。
小さな女の子がずっと眺めていた。親が手を引っ張るんだけど、ずっと眺めていた。
お父さんのと比較してたんだろうか、それとも単純に男根好きな女児だったんだろうか。

とにかく見るものがない。

女性のリピーターはありえても、男は好んで再訪することはないと思った。

長崎オランダ村も潰れた、ロシア村も潰れた、ニュージーランド村も潰れた。

こういった外国を模した公園って言うのは潰れる運命にあるようだ。確かにどれも行きたいとは思わない。
そうなると安城のデンパークって意外と頑張ってるんだね。

どうでもいいけど、ニュージーランド村って全国に3か所もあったんだね(広島・山口・四国)、知らなかった。
その前にニュージーランド村っていうのがあるのも知らなかったんだけどね。

村の中にあった教会を模したクレールの結婚式場。

ここで式を挙げた人はイタリア村閉村をどんな風に思ってるんだろう。
まぁ式場選びに失敗しても、伴侶選びに失敗してなければそれでいいんだろうけど。

まぁ飲み会での自虐ネタにはなるね。

式場の中。
教会の結婚式に参列すると、讃美歌歌わなくちゃいけないから嫌だ。

ゴンドラの漕ぎ手が着てる服が囚人服に見えて、その立派な体躯と合わせて、自分に恐怖感を与える。

唯一食べたのがこのシャーベット。
味は覚えてないけど、異様に溶けるのが早かったのを覚えてる。

しょぼいイタリア村閉村で仲違いして提携解消とかならなかったのかと勝手に心配なんかしてみる。

とりあえず名古屋市の公式認識では
「トリノ市=ワイン」。

日本人がいまだにチョンマゲして刀を差していると思っている外人はいるようだが、外人が今でもこんな格好してると思ってる日本人はほぼ皆無。

ショッピングセンター内。
あまりブランドとか分からない自分には全然楽しくない施設だった。

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