国道417号「水辺のいこい」像
末子、「コハ」の誕生日ながら、一人旅許可が出た。
かわいい娘の2歳の誕生日を祝うべきか、記憶にないだろうから清々しいこの季節、一人旅に出かけるか…。
1分ほど考慮して出た答えは、「レッツゴー、俺」。


福井から徳山ダムを通って愛知に戻ろうとしたところ、県境近くで通行止となっていた。まぁ、何度も看板や掲示板で通行止の旨知らされていたので怒る筋はないし、ゲートの脇を通って通行する勇気もないので引き返した。気合の入っていた往路と違ってのんびり気分の復路、ちょっとした休憩所があって、像が立っていた。
滝を眺めるように腰に手をあてている少年像らしい。まぁ、いそぐわけでもなし、少し休んでいくかと愛車を停めた。



説明板によると、自然の滝ではなくどうも導水路らしい。
少年の高さは台座1mほど、少年が40cmほどだろうか。

像の名前は「水辺のいこい」。
まぁ、滝もどきを見ながら疲れた尻を休めるにはちょうどいいタイミング。

大きく口を開ける少年像。
滝を見上げて感嘆の声を上げているところか。

しかし近くで見ると、何やらツタみたいなのがからまっている。その口を大きく開けたデザインが逆に苦悶の表情に見えないこともない。

まぁそもそも感嘆の声を上げるには目をつぶっているのがちょっとおかしいのだが、どちらかというと、「父親に見たくもない滝を無理やり見させられて欠伸をしながら嫌々車から降りた少年像」という感じ。

ツタがかなり苦しそうだ。

今年43になる自分がこの像を見て、思い浮かんだ映像を記す。



以 上

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