木曽岬町散策 その1
(木曽岬町 2011/7)

地図を見ていて前から気になっていた三重県木曽岬町。愛知県と三重県の間には木曽川が流れており、基本的に県境は木曽川となっている。しかしこの木曽岬町だけは木曽川の東側(愛知県側)に心材している町であり、地理的には愛知県、行政的には三重県という少々中途半端な立場にある。

普通に考えれば、木曽三川(木曽川、揖斐川、長良川)の流域の名残だということは想像ができるのだが、その辺りにどういった紆余曲折があったのか、地理的には愛知県寄りということで普通の三重県の市町村とどう違うのか調べてみたいと思っていた。しかし距離が中途半端ということでなかなか腰が上がらないまま早数年が過ぎた。

そんなある日、遠くにドライブに行くつもりが寝坊してしまい、とりあえず木曽岬町に行って色々調べてみることにした。


そう…、そしてそれがボツ集にあるということはそういうことなのである。


事前情報は何も仕入れてなかったが、図書館とか役場に行けば何とかなるだろう。
まずは情報を仕入れるために役場へ。おあつらえ向きの町全体地図が置いてあって幸先が良さそうだ。
ご覧の通り、木曽岬町は島のような形状をしている。また愛知県と陸続きとは言っても実際には小さな鍋田川という川が県境を流れている。
この全体図を見ているだけで何となく町の成り立ちが分かってくるというものだ。


幸先の良さから心がおおらかになっている。
凡例に載ってる「温室・ビニールハウス」というのも微笑ましくみることができた。

いやぁ、おおらかな町なんだろうなぁ。

まずは役場の隣にある文化資料館へ。
ここで木曽三川とのからみや、県境のことなんかが分かるだろう。これでメイン部分のノルマクリアだ。

ガチャン…
ガチャン…
ドアが開かない…

なになに…「開館は日曜のみ」…。
箱だけ作って週1開館じゃもったいないやんけ!町の歴史を知らしめるつもりがあるのか!

イライラして心が早くもすさんできた。

結局町内には図書館もないようだ。仕方ないので役場の中に入ってみたが土曜日なので当然開いていない。

・・・
・・・

奥の講堂で人形劇がやっていたぞ。
こら子供たち!人形劇ごときで笑ってるんじゃねぇ!こら嘱託社員!通りすがりに不審な視線を送るんじゃねぇ!

木曽岬町到着わずか20分、そして自分は途方に暮れる…。

…こら俺!お前は大沢誉志幸か!

とりあえずタイムカプセルの埋設地点に置かれた碑(というのか?)でも撮影してみる。

念のために商工会館にも行ってみたがこちらも開いてない。

商工会館の入口にあったが東西南北を示すタイル。たまに地方で見かける「→ニューヨーク1万2千キロ、←ロンドン1万5千キロ、↓シドニー5千キロ」とかいうのと同じで、意味がまったく分からんぜ!存在意義が分かんねぇ!

とりあえず町の西端にある堤防をドライブ。
左に見えているのが木曽川。

ほぼ北端部分から南側を撮影。
右手奥が南側となる。

町の西北端。愛知県と三重県の県境がこんな地続きになっているのが今回のメインテーマのはずだった。

しかし後で地図見てみても、この看板が出てるところ、県境ではないはずなんだが。

ちなみに写ってるバスはここ十年くらいで一気に拡大した(?と思ってる)コミュニティバス。

町のキャラクターである翼の生えたトマト、「トマッピー」マーク付き。

町の西北端部分。
この凹部分の中央より向こうが愛知県のはず。今となってはもうどうでもいいことになりつつある。

国道1号を走っているといつも目にするシバタボウルの看板。仕方がないので行ってみることにする。もしかしたら廃ボーリング場になってるかもしれないし。

客は皆無。
こりゃ廃墟だ、と喜んだのも束の間、ただ単に営業時間が短くてまだ開店前というだけだった。

その南側にある温泉施設。
もう、いい。桑名でも行って桑名城見ることにする。

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