関ヶ原火薬庫跡

大正三年に開設された陸軍の火薬庫跡。
関ヶ原の戦いでも名高いこの地は周りを山で囲われており、万一の事故の際に周辺への影響が少ないことや、守備のしやすさ、伊吹山からの強い風による敵機来襲のしにくさなどから選定された。
戦後の開発や農地化でかなりの施設が破却されたが、現在も洞窟状の火薬庫や土塁、門柱、立哨台などが残されている。


ということで、一気に見て回る予定の関ヶ原であったが、撮影を開始すると同時に低く黒い雲からポツリ、ポツリと雨。しばらくすると本格的な豪雨となった。一時的なものであることを期待して車中待機していたが、ひと眠りしてもやまない雨にあえなく撤退。オチは予想していた通り、愛知県に入ってから綺麗に晴れ。


とりあえず門柱だけでも戦争遺跡でアップしようと思ったが、門柱だけではあまりにしょぼいのでボツとなっていた。
近日中に再訪問してちゃんと戦争遺跡でアップする予定。

説明板。
近くにはスケート場や遊園地の廃墟もあり。廃墟系HPでもいくつか紹介されている。

立派な門柱。
時期が悪く、雑草ギャランドゥ状態。分かりにくいが二つの門柱が立っている。

明治から昭和初期にかけて築かれた遺構は太平洋戦争中に築かれた遺構より時間を経ているが、造りがしっかりしているので保存状態が良いことが多い。
装飾的な造りが見られるのもこの時期の遺構ならでは。

上の写真の反対側から撮影。もう一つの門柱は完全に木と雑草の中に埋もれる。

門柱の近くにあった建物の遺構。
基礎や壁の一部が残っているが、具体的に何の施設であったのかは不明。


この後、豪雨により退却。
関ヶ原ウォーランドも行く予定だったのだが…。

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