豊予要塞 佐田岬砲台その他その4 | ||
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とりあえず何とか登れそうな中央部からアタック。 「チャチャチャって行っちゃいなよ」 下部ベース基地から指示を与える。 |
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ベース基地からの指示に逆らってスラスラと退却してきた筆皇。 不満そうな表情を浮かべた自分に一言。 「これ拾ってきた」 「この根性無しがぁぁっ!」 季節外れの笑顔を浮かべたサンタをかっさらって海に向かって投げこんでみる。 |
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まぁ筆皇が行けない所に自分が行けるわけがない。残念ながら下から写真を撮るだけにする。 こちらは左側の砲台跡。迷彩跡と丹賀砲台跡で見たウロコ状の外壁が見える。 あんだけパックリ口を開いているのに中を見ることすらできない。無念だ。 |
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こちら右側の砲台跡。 いくら迷彩してあったり、ウロコ状外壁で光が反射しないようにしていても、山肌にパックリ開いた砲台は隠しようがないだろう。 とは言え、結局本格的な爆撃などされないまま終戦を迎えている。それだけ脅威を与える存在ではなかったということか。 |
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コンクリート橋を渡って大島へ とにかく機動性が高いマフ巻さん、全力で死ぬ思いで追ったつもりでもこんな感じ。 |
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筆皇が撮影した、「全力で死ぬ思いで追ってる最中の自分」の写真。 足下は結構幅があり、落ちても怪我するような高さでもないのだが、引力に引き寄せられるように壁際を歩く。 |
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と、いうことで大島の砲台跡へ。 マフ巻さんはかつて強硬突破で潜入した実績があったので、雰囲気的にマフ巻さんの突入を待ってみる。 … … 「僕はいかないですよ…、風強いし…」 … … そ、そうなの…?じゃあどうするの…? … 仕方ない。 「君、登りなよ」 筆皇にふってみる。 |
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砲台現役時も滑落事故で一名亡くなってるらしいのだが、やっぱり今でも落ちれば死ぬだろう。 「この根性無し!」、「ハゲ!」、「非国民!」 懸命に励ましたが、この吹き荒れる強風の中ではさすがの筆皇もこれ以上の前進を断念。 無事戻った彼の勇気を称えて握手。 彼の口から「次は君な」という台詞がこぼれないよう、握った手を強く上下に振り続けた。 |
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ここでも涙を飲んで外観のみ撮影。 灯台下の砲台とは、ウロコ外壁の迷彩塗装、それを否定するような隠しようのない存在感、そして結局攻撃されていないという共通点を持つ。 |
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大島砲台の背後側へ。 ダイナマイト設置中に起爆して亡くなった3名の兵士の慰霊碑。 |
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この大島の砲台は危険な正面からだけでなく、安全な背後からの侵入方法もあるとのこと。 マフ巻さんのHPにも載ってたし、マフ巻さんからも事前に聞いてたので鼻歌まじりで砲台裏側へ。 「…埋まってますね…。」 ポツリとマフ巻さん。 「…はい、埋まってますね…」 |
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いつもなら手で掘り返してでも中への潜入を図るところなのだが、薬らしきガラス瓶が多数埋まっておりそれも不可能。 このガラス瓶も何やら古そうだが当時のものだろうか。 |
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結局昭和20年建造の新しい砲台二ヶ所には共に潜入できず。 今思えば非常に残念ではあるが、高所移動の連続で精神がすり減っていたのでこれはこれで仕方ないかと。 見上げると山の上に何やら碑らしきものが見える。 |
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カメラを最大望遠し、さらにトリミングしたもの。やっぱり何かの碑か標柱のようだ。 まぁあの高さなので確かめる術もモチベーションもないまま灯台方面へ戻る。 |
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鶴見崎砲台 軍用桟橋 第一砲台 第一砲台観測所 第二砲台 第二砲台観測所 司令部/佐田岬砲台他 | ||
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