豊予要塞 第二砲台観測所
(伊方町  2010/3)

マフ巻さんもまだ行ったことがないという第二砲台の観測所、とりあえずだいたいの場所は分かってるので散策してみることにする。

観測所ということで山の上の方にあるだろうということで登ってみる。登り口には愛知ではほとんど見ることがない木造建の小学校。

どうやら廃校になっているようで興味深々だったのだが、集団の和を乱すわけにはいかず口を閉ざす。

愛媛と言えばミカン。ミカンと言えばミカン星人ということで、山はミカン畑だらけ。通路には収穫したミカンを運ぶプチモノレールの鉄路。


オンチな自分は心臓のリズムもオンチ。負荷がかかると日本語ラップみたいな奇妙なリズムの不整脈が出る。
不整脈が出始めると、死んだ婆ちゃんの姿が木々の間にチラチラ見えるのがちょっと気になるが、なんとか高度を上げていく。

モノレールの分岐。
マフ巻さんに鉄っちゃんと勘違いされるといけないので表情に出さずにいたのだが、何とも言えない興奮に身をつつまれる。

しかし、この勾配を見てるとモノレールというよりジェットコースター。KinKi Kids曰く、波はジェットコースターとのこと。

頂上到着。
コンクリート施設が建ってるが、観測所っぽくない。じっくり観察すると「四国電力」と書いてある。
3人で顔を突き合わせて相談した結果、どうやら違うらしいということで退却。

一旦廃校近くの車まで戻る。
気分転換に道に詰まれた「果実袋パオ」が「日産パオ」とどんな関係にあるのか軽く悩んでみる。

…うむ、…分からない。

とりあえず気分転換は終了したが、それでも観測所の場所は分からないので、ラジオで高校野球を聞きながらミカン畑で作業していたおじいさんに聞いてみた。

「あぁ、それなら○○さんちにあるよ」
ということで○○さん家にお伺いしてみることにした。

実はさっき登った山の中腹にあった○○さん家。その庭先にポツンと観測所は残っていた。
筆皇が撮影の許可をとりに行ってる間、軽く撮影してみる。

現在は倉庫として利用しているため中の撮影はできなかったが、外観は充分往時の姿を保っている。

屋根部分に登る。
中はミカン保管庫となっているそうで、導水のためのパイプが走っていた。

観測窓を外側から撮影。
薪というか枝が多数詰まれており、窓が塞がれた感じになっていた。


出入口と観測窓部分の全景。
山の頂上でないとはいえ、海(写真右手)が一望できる場所にある。

観測窓部分アップ。
補強にはT字型の鉄が使用されており、頑強この上ない造りとなっている。

昼飯は事前にコンビニで買っておくつもりだったのだが、すっかり忘れてしまっていたので料理処で昼食をとる。

飛び込みで入ったのだが、値段とマッチしない豪勢な魚料理の数々。そして当然ながら旨い。

休憩しながら午後の散策の打合せを行う。

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