熱海城 その1
(熱海市  2009/9)

B級スポットマニアには有名な観光用の城。
小さな砦程度の城跡にコンクリート製の立派な模擬天守が建てられることは多々見られるが、この城の場合はその砦すらなく全くの観光用である。


昭和34年ホテルとしてオープン、周辺には映画館・動物園・遊園地・ボーリング場なども設置されたが、その後周辺施設は縮小されている。残る熱海城も(入場客の減少?)や消防法のからみなどもあって宿泊・温泉業から撤退、現在は展示施設のみとなっている。宿泊業の撤退時期は不明だが、長年営業していることもあって館内にあちこち何らかの痕跡が多く残る。
またB級スポットマニアを引きつける要因の一つとして有名なコンクリート像作家、浅野祥雲が手掛けた巨大な鯱鉾や多数の像がある。ただし像の大半は駐車場の片隅に置き捨てられた状態となっている。


典型的な昭和時代の地方観光スポットであり、一般の観光客ではその古臭い雰囲気に馴染めず、ポジティブな印象を与えてしまうのも否めない。ただ、各地でこうした施設が姿を消していく中、良くも悪くもB級スポットの雄として、ずっと営業し続けてほしいものである。


個人的には中途半端な新しい観光施設よりは味があって楽しめると思う…。が、万人にお勧めできるスポットでもない…。


住 所 熱海市曽我山1993
(0557)81-6206
入場料 大人900円 小中学生450円
駐車場 500円
開館時間 9:00〜17:00
休業日 年中無休
H P

何がと言われると困るのだが、駐車場入口の門から覗く熱海城が持つ雰囲気は中華。
駐車料金を払ってガラガラの駐車場に車を停める。

とにかく景観を売り物にしているだけあって、駐車場の時点で屋上からの眺めの良さが簡単に想像できる。

駐車場に面している裏手側。
地下2(3?)階に入る入口は現在ふさがれていて入ることができない。

和風の格子模様跡。
B級スポットマニア、カモンカモンな壁も、一般人から見ればただの薄汚い壁。

指差してるようで実は指差ししていない入口跡の飾り。

城調建造物ということで一部石垣チックな壁。ただし最下層はなぜか普通の壁。なにはともあれ壁面を覆う蔦がそそるから気にしない。

天守の隣にも城調建造物。
ただし現在こちらは使用されていないもよう。つまり廃屋。
問い合わせたところ、元宿泊施設と大広間があった建物らしい。


そして駐車場の隅には浅野祥雲の像。往時は城の前に置かれていたが、いつの間にか駐車場の片隅に追いやられたらしい。

裏手側が手が入っておらず、こちら側から見ると立派な廃スポット。経営者が首吊ったとか、狂乱したとか、しょうもない都市伝説がもれなくついてくるパターンだ。オーブは夜じゃないから写りこまないよ。

特長のある浅野祥雲の像。
B級スポットマニアの中には祥雲ファンも多数いるようで、HPで詳しく紹介されている。


祥雲は東海地方を中心に活動していたため、それほど意識しているわけではないのだが、あちこちで目にする。
関ヶ原ウォーランド
五色園
桃太郎神社
中之院
これが全てではないけどね。

文殊さんと十二神将(の一部)像(らしい)。
赤い橋などもあって、往時は散策用として整備されていたようである。像は後づけ(置き)か?

入城するためには駐車場からこの階段を登らなくてはならない。この辺りも昭和の匂いが立ち込める、unバリアフリーな建物だ。

目くじら立てるほどでもないが、城チックであって決して城ではない建物。

少し色あせた看板をくぐって長い階段へ。
5段くらい登ったところで愛息太郎が高くて怖いから抱っこしろという。普通ならふざけるなと教育的指導するところだが、彼の高所恐怖症は自分からの遺伝、そう思うと慈悲心が湧いてきた。でも5段目で後悔した。

団体食堂入口跡。
高さに驚愕する太郎と、自分の体力の無さに驚愕する自分。いい関係の親子だと思う。

激しい動悸と息切れを出迎えてくれるのは大黒さんと恵比寿さん。
疲れで怒りっぽくなってるせいか、7人勢ぞろいしていないことに腹立たしさすら感じる。

熱海城の看板と左側には「からくりおみくじ」。公式HPによるとよく当たるとのこと。信じるも信じないもあなた次第。

裏側はともかく、築50年としては小ぎれいな外観。

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