関ヶ原ウォーランド その1
(関ヶ原町  2008/10)

東海地方でも1,2を争うB級スポット。公式HPは無いが、それを補って余りあるほど色々なHPで紹介されている。
五色園桃太郎神社中之院と並ぶ「浅野祥雲四大人形スポット」の一つで、敷地内に置かれた無数の武将人形が関ヶ原の戦いを再現している。


B級メジャースポットとしては名高いが、飽くまでも「B級」であり、この冠語を忘れて訪れるとひどい目に遭う。
カップルで訪れるのはかなり危険。併設されている「麗守都(レスト) 関ヶ原」でランチを摂った日には正気を疑われることだろう。ましてや初デートだとしたら致命的である。
また家族で訪れた場合、嫁さんは沈黙、気の弱い子供は号泣、家族の和を乱す結果となりかねない。
これらを肝に銘じて訪問すればそこそこ楽しいかもしれないが、それでも歴史(特に戦国時代)の予習はかかせないだろう。


今回は筆皇と訪問、自分の家から刀、筆皇の家からは同日付なのになぜか複数部配達される新聞で作られたカブトを持参。
寒空の下、先人達の熱い1日をたどってみた。


住 所 不破郡関ケ原町1701-6
(0584)43-0302
入場料 大人700円 小人400円 幼稚園200円 (学校/団体割引 有)
駐車場  ただし自家用車のみ
開館時間 9:00〜17:00(4〜10月) 9:30〜16:30(11〜3月)
休業日 12/30〜1/2
H P

オープン10時とほぼ同時に駐車場到着したが駐車場には多数の車。
B級スポットファンには人気だとは聞いていたが、この数は驚愕に値する。

ウォーランド前に併設されている「麗守都 関ヶ原」。
主に団体客用のレストランとして賑わっている。


今回写真を撮り忘れたので、以前撮影したもの。

昼食時間ともなれば、たくさんの観光バスが集まる。


現在関ヶ原町の観光はかなり退廃しており、こうした通過スポットとなってしまっている。

関ヶ原ウォーランド入口。


合戦資料館(門二階部分・別棟)も併設されている。
門二階部分は関ヶ原で用いられた甲冑とプアなジオラマが展示されているが、別棟は団体客用で部屋の中央に多数の折り畳み椅子が置かれ、壁に説明書が展示されている程度。

折り畳み式の紙カブトと上着にすっぽり入るプラスチック刀を隠して入場。
受付の人に気違い扱いされて笑っていられるほど自分達は大きな人間ではない。


入ってみると自分達が最初の客だったらしく、場内にテーマ曲「ああ決戦の関ヶ原」が流れはじめた。
どうもあの車群はレストハウスの従業員のものらしい。

カブトをかぶって刀を持てばあっという間に戦国武将。
一夜の戦国の夢を見ることとする。

こちら記念撮影用の馬で乗馬可能。
お子様向けに脚立も用意されている。筆皇は気付かず一生懸命よじ登っていたが。

とりあえず人形の写真撮影開始。
入場口付近はそれほど人形の数も無かったので、こうして一体一体撮影していこうかと思っていた。


しかしその数分後、あまりもの大量な人形を前に一体一体撮影など無理だと判明。

メジャーからマイナーまで所狭しと殺しあう戦国武将達。

こちら西軍の顔、石田三成。


壁に描かれた陣幕は少々物悲しいが、武将の配置は実際のものに準じている。


ちなみに氏名に「公」がついてるのは多分三成だけ。

午前中優位に戦いをすすめる三成にすり寄る筆皇。

そんな筆皇を苦々しい顔で見つめる家臣。

拙者無関心でござる。

馬並みとはよく言ったもので、脚より太い男根が地面刺さっている馬をあちこちで見かけた。

ヨロイなどは体に描かれているだけなので、一体づつ見るととてもプアなのだが、浅野祥雲の魂が乗り移った人形達はトータルで見るととても迫力がある。

断末魔の表情を浮かべるおじさん。
断末魔と団地妻は似ている。

最近は「平等」が重んじられており、幼稚園の競争も手をつないで同時にゴール。
合戦もそれは同様で、差別が起こらないよう、手をつないで仲良く首狩りする必要がある。

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