半田赤レンガH24 二階部分公開 その4

正面から撮影した断熱扉。
こりゃ閉じ込められたらえらいこったなと思っていたら、近くの三人組が同じようなことを言っていた。親しげに肩を叩いて微笑んでやりたかったが、半袖からのぞく上腕筋が大層発達した方だったのでやめといた。

醗酵室内部。
中を見せてくれるのはわりと一瞬。熱い見学者が多いと、ほら見るぞ、ほら撮るぞで押し合いへし合いとなる。



③の醗酵室前から北側(④側)を撮影。
手前の階段から奥が1次増築部分となる。


醗酵室正面(③の右側)にある階段。
係員を振り切ってこの階段を駆けだせば五階まで上がることができる。40歳の思い出に駆け上がりたい衝動にかられたが、五階まで駆け上がる前に息があがるのでやめといた。

ちなみに階段を降りれば一階の歴史展示コーナー前くらいに出るはず。


⑥の位置から撮影した、だだっ広い1次増築部分(製麦芽・粉砕室)。
凸型に開いた壁の向こうは第3次増築部分となる。

天井のチェックを見てヘルレイザーに出てくるピンヘッドを思い浮かべたあなたはウェルカム、マイ、感性。

1次増築部分の説明パネル。
ご覧のように、発酵槽、濾過器、冷却器等があったとされるが、どの器材がどの辺りに置かれていたのかという説明はない。

⑥あたりから北側(⑦側)を向いて撮影。
屋根が妙にトタンっぽい。


増築部分の窓は一部写真のように円形となっている。窓は横開きの開閉型だったらしく、右側に蝶番の跡が残る。

飾りの為ではないと思うのだが、窓枠がなぜ円形なのか不明。、後で引率の人に質問しようと思ってたが忘れた。

通路北側の東面にあったダストシュート調の斜面。とは言え、やっぱりダストシュートではないだろうな。


若干微妙だが、このダストシュートもどきの位置はこの辺りだと思われる。となると外側はこの埋めてある部分か?


北側の醗酵室を撮影。奥の人が集まってる部分が見どころポイント。
カイコの繭っぽい開口部から奥が第2次増築部分。

ということで2次増築部分の解説パネル。

戦後から、平成の世に半田市が買い取るまでこの建物を所有していたのは日本食品化工であり、説明パネルにもちょくちょくその名が出てくるのだが、さすがに「乱暴な工事」というせいか、ここでは日本食品化工の名前は出てこない。
さらに「この建物を購入した会社の必要性から」など、フォローも入れてある。


引率者にもその辺り徹底されているのか、資料丸読みなのか分からないが、やはり説明時にも日本食品化工の名前は出てこないし、やっぱり「必要があって」とフォローが入る。



この壁が1次〜2次増築までの短い期間ながら、建物の外壁だった。当初は右側アーチ部分のみの開口であったが、日食時代にバイオレンスに広げられて現在に至っている。
説明パネルによると「見ようによってはこのような改造が出来るのもレンガ造構造の特徴といえるのかもしれません」と記載。
そりゃまぁ、そうなんだろうけど、やっぱり日食への何か妙な気遣いというか遠慮というかスーパーフォローにしか見えない。

元外壁ということもあってご覧の分厚さ。

二階公開の見どころスポットの一つだが、見学客の反応はそれほどでもなかった。

こちら14時見学時の引率おじさん。
軽快なトークで笑いを誘いつつ引率する手腕は素晴らしいのだが、若干見学の流れがシンプルというかサラっという感じで、見る気満々な人には少々物足りないかもしれない。

ただ、全体的にあまりノリが良い団体ではなかったからかも。

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