半田赤レンガH24 二階部分公開 その3

二階に入れるということで、室内の老朽化した階段から登れると期待していたが、残念ながら屋外に直接繋がる入口から入る。

ということは、あの階段を使わざるをえない三階以上の見学は今後も難しそうだ。

二階入り口部分。
階段がかなり歪んでおり、老人や子供はもとより、油断した大人でも結構危ない。

細かい所ではあるが、階段下のアーチ型レンガに芸の細かさが感じられてよい。

かなり歪んでる階段。
立体感の無い写真で見るとエッシャーの絵っぽく感じる自分に若干の知性が感じられて嬉しい。


入口すぐは大正9年の第3次増築部分。用途は不明とのこと。
下のパネルにも書かれてあるが、残ってる基礎やタンクは日本食品化工時代のもの。
右手に見える階段はもちろん登れない。


入口部分の説明パネル。
上の写真のコメントがいかにパネル頼りなのかあなたにばれてしまうのが悔しい。

でも写真は自分が撮ったものの方が分かりやすいのではないかと。

ビール工場時代のものではないが、廃っぽさが感じられる機械基礎部分。

脱色No1の記載があるタンク。
日食時代の器材については全く説明がない。カブトビール時代の説明がメインになるのは致し方ないが、赤レンガについて日食時代に手を加えた所が分かってないと、ちゃんとした説明ができないのではないかと思う。


②の醗酵室を西側(③側)から撮影。
日食時代のタンクがずらりと並んでいる。

心霊マニア垂涎のオーブが大量発生していた。彼奴らに言わせると、「人間がたくさん入ってきたので騒いでいる」ということなのだろう。
全くもってめでたい。

醗酵室のタンク。
いくつかの見どころポイント以外はほとんど立ち止まらず先に進んでしまう。できればもう少しゆっくり見たいのだが。


それでも最後尾にいたので写真は結構撮れた。
説明は聞きづらくなるが、写真の為なら仕方ない。

東側(①側)から撮影した醗酵室。
中二階からタンクに材料などを入れていたようだ。


③の位置から南側の樽置場を撮影。
奥に木製のリフトが見えるが、こちらは一階のカフェ部分から吹き抜けになっており、下から手すりなど見ることができる。
残念ながらここから先は立入禁止なのでリフトの近くまで行けない。


リフトの説明パネル。
ちなみにこれら二階に関する説明パネルは一階の部屋に展示されているものであり、二階にあるわけではない。


二階の見どころの一つである断熱扉。
低温で発酵させるため、断熱効果のある分厚い木製の扉を用いていた。往時は建物内に多くあったようだが、現存するのはこの扉のみ。
扉が大きいため、人の出入りで温度が上がるのを防ぐため扉の中央に小さな通用扉がついている。

断熱扉の説明パネル。
もう少し引いた写真も掲載した方が分かりやすいのではないだろうか。

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