ATフィールド展開!in小笠原 その1

転職のため一ヶ月ほど無職の期間を作った。せっかくなので旅行を企画したのはいいが、もちろんこんな時期に休みを取れる友人もなく必然的に一人旅。一人って寂しいのよね〜と、はっとしお勧めの一人旅の楽しみを一向に理解出来ないまま事ここに至る。
今回の目的地は小笠原諸島の父島。空港などないので当然船で行くことに。しかも25.5時間。とはいえ、せっかくだから楽しまねば!GTを釣って〜、ダイビングをして〜、と計画を立てたのはいいが…。

東京の竹芝客船ターミナルにAM9:00に到着せねばならないからAM6:52発ののぞみで品川まで行くんだけど、あろうことか台風が来てやがる!しかも二つも!16号と17号!スーパーサイヤ人を超えないと勝てないぞ。

船が出港するのか不安だけどトリアーエズのぞみで朝食。
リッチな旅行に相応しい朝食としてデザートにプリン付でね。しかも200グラムのビッグサイズ。

満腹になってちょっとウトウトしたら品川到着。山手線に乗り換えて浜松駅で降り、竹芝客船ターミナルに到着。そういえば結局釣りは予約できなかった。やっぱチャーターが多いみたいね。

とりあえず予約の券を乗船券と交換。心配していた台風は依然二つが東京の南にあるけど船は出港するみたいだし。

こいつが今回台風の中自分を守ってくれる6700t、131mのサラミス級戦艦「おがさわら丸」。フェリーだけどね。戦艦大和の半分の長さだな。

もちろん2等客室での泊。まぁ、往復の2泊くらい狭くても我慢だ。マクラとマクラの間にある金ダライが嫌な感じだけどね。

今のうちに救命ボートの位置だけでも把握しておかねば。台風もあるし、もしもに備えて。
こいつがホワイトベースでいうところのランチにあたる救命艇かな。

これが投下式の救命艇か。多分ランチと投下式を左右合わせると12だったかなぁ?何としてもランチで脱出だな。

なんの意味があるかは知らないがトリコロールカラーだ。この煙突。

ついに出航。またもやお台場が見える。東京に来るたびなんかかんかで見るけど中々行かないなぁ。8年くらい前に行ったっきりか。
それにしてもどんよりしてるなぁ。

今回はダイビングもあるのでkey2からカメラと水中用ケースを借りての撮影。とりあえず練習がてら絞りの写真を撮ってみる。

お!レインボーブリッジ!

下から撮ってみる。んん〜、いいねぇ。平日に旅行って。心にゆとりも出てくるね。

品川埠頭のクレーン群。折り紙の馬4頭って感じだな。しかしここには凄い数のクレーンが並んでる。形もほぼ同じ。

なんだ?なんか巨大なパラボラアンテナが付いたヨットみたいな建物が見えてきた。光子力研究所のプロトタイプか?
帰って調べてみたら川崎人工島だった。アクアライン換気塔施設らしい。

とりあえずカンパ〜イ。一人で…。一人かぁ。これからの六日間…。

なんか淋しくなってきたけどお腹も空いてきたから昼飯でも食うか。やっぱカレーかな。

外海に出て何時間かたって夕飯どき。何かがおかしいからとりあえず飯を食うのはやめとくか。でも、腹は減ってるからお菓子のカール(チーズ味)でも食べとこう。
デッキに出て景色を見てたら青年が話しかけてきた。この青年も一人だったらしく自分のATフィールドをものともしない。どうやら小笠原にダイビングに行くらしい。
しかし台風のせいなのかこれくらいは常なのか、凄いウネリ。あまり気持ちのいいもんではない。外は寒いから中の喫煙所で話すことにしたけど、なんか気持ち悪いぞ?ジットリ汗もかいてきた。こ、これは!?もしや「新人パイロットがよくかかる病気」か?
自分の顔色を見てかダイバーは「それじゃ、また」と言って消えていった。
よし!って思ってトイレに。
ゲボったね。飲み過ぎじゃないゲボって何年ぶりだ?しかもその舌触りはなめらかなチーズ食感。
多分胃の中はスッカラカンになったと思うくらい吐いた。でも気持ち悪さは変わらないからとりあえず寝る。寝ると落ち着く。
1・目を覚ます。
2・やることない。
3・淋しい。
4・寝る
1へ戻る。ループ。


やっぱあれだな。人は水の上で暮らすようには出来てないんだな。ゴンドアの谷の歌にあるもの。「土に根を下ろし、風と共に〜」って。

到着日 原チャリ観光とナイトツアー。
周りが騒がしくなって目を覚ますと、やっと、やっと到着みたい。PM2:50分?確か25.5時間だからAM10:00出発だとAM11:30到着のはずが3時間も遅れたのか。天候不良だとよくあるらしいけどね。

港に下りると凄い歓迎振り。
小笠原諸島のここ父島は人口2000人ほどらしい。
今回お世話になるのはパパヤって民宿。相部屋メインで最終日には店の人と宿泊者で飲み会を開くというアットホームなお宿。人見知りでATフィールドを全開にしている自分にはもっとも合わない宿。

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