由良要塞 生石山砲台 その1
(兵庫県洲本市  2009/9)

加太、友ヶ島と共に紀淡海峡の防衛を目的として明治期に建造された由良要塞の一角。
建造後、実際に使用されることがないまま明治・大正・昭和を経て終戦後は米軍により破壊された。現在整備がすすめられ公園化しつつあるが、大半は未整備の状態のまま。破壊された砲側庫は崩壊の危険もあるため、公園として整備されても中に入ることはできないままだと思われる。


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淡路島の生石山砲台跡地。右端に見えているのが友ヶ島。すぐ西側にある成ヶ島にも砲台が配置されており、現在も一部遺構が残されているが諸事情(概ね体力的要因)により行けずじまい。

上記Googleマップと後述説明板を合わせた地図。正確とは言いがたいかもしれないが、だいたいの位置の参考として。

整備されて駐車場になっている生石山堡塁跡の入口。両脇はレンガで整えられ、要塞チックな雰囲気をかもし出している。

駐車場はバリアフリーとなっており、予想以上に整備が進んでいるようだ。

駐車場ながら海が臨めて景色は良好。


説明板に掲載されていた生石山砲台の簡易地図。第一〜五砲台まであり、第一・二砲台は整備されているような書かれ方となっているが、整備されているのは第一砲台だけだった。


上記簡易地図の第一・二砲台跡部分拡大図。


生石山砲台の説明板。
今回見学したのは第一〜五砲台と説明板に記載の無い発電所跡。

堡塁跡のある第二駐車場からの展望。
横に細長く見えるのは成ヶ島と言われる島。
砲台が築かれていたようなので後で行く予定を組んでいたが、内心疲れて行けなくなるのではないかと危惧していた。

駐車場の片隅にぽつねんと置かれてある24cmカノン砲。

腔線の見える砲口部分。
この腔線を見るといつも宇宙戦艦ヤマトを思い出す。

え、あなたもですか?気が合いますね。

砲口から中を覗く。
母親から産まれ出る時に見た産道に似ていると愛息太郎が言っていた。

海に向けて置かれているカノン砲。
砲というより土管に見える。せっかく整備するならもうちょっと置き方というか、見栄えを考えた方がいい。

砲身の切断面。

駐車場から階段を下りると堡塁を巡る通路に繋がっている。

堡塁の北側から西側を通って南側に抜ける通路跡。通路の外側の壁は往時のもの。

第一砲台を少し南に行くと海があり、あまり見栄えの良くない展望台が建てられている。

展望台からの景色は美しいが単調。

整備された散策路を西へ。
車を降りて10分少々、既に筆皇の背中に浮き出す汗。恐らく自分の背中も同様の結果になっていることだろう。

散策路を歩くと灯台が見えてくる。灯台から少し北に歩いたところの左に第一、右に第二砲台の入口がある。共にフェンスがあって入れないようになっている。

写真は第一砲台跡の入口。標柱が建っているなら中に入らせて欲しい。

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