由良要塞 生石山砲台 その6

発電所建造物。
角度を変えると割と良い状態に見える。

出入口。
ここでも蝶番など金属製品は戦後誰かに持っていかれてしまっている。

廃な建造物と蔦。
相反するものでありながらすこぶる相性が良い見栄え。
例えるならトムとジェリーか、自分の書道の筆とカビか。

窓枠には角材も残っている。
深窓の令嬢ポーズを筆皇にとってもらおうとしたのだが、事前に察したようでどこかへ行ってしまった。

便所の汲み取り口だろうか。

積み重なった瓦礫。
レンガの積み方は俗に言うところの「イギリス積み」と呼ばれるもの。

砲台部分とはまた違った遺構が多く見られるのだが、破壊と埋没であまり見やすい状態ではない。

レンガ造りの井戸らしき跡。

中を覗くと下の部分が広がっており、貯水池に繋がっているようだ。

水場ではなさそうなので発電関係の遺構だろうか。

貯水池。
雑木が多くて見難いが、石垣で囲われている。

深窓の令嬢ポーズを嫌ってどこかに姿をくらましていた筆皇が撮ってきた写真。発電所の奥の方にあったらしい。

建造物の基礎というより、貯水施設の一部なのだろう。

レンガ積みの井戸より貯水池側にあったコンクリ井戸。

なかなか見つけられなかったが、かろうじて撮影できた第五砲台の砲側庫らしき建造物。
藪をかき分けていけば砲座なども撮影できたかもしれないが、やる気エンプティ・ダンプティでこの1枚のみ。

現在は退去してしまったが、元防衛庁の敷地で自衛隊の施設があった場所なのでこうした石標が残っている。

この後、別の施設を探索して山中をかけめぐっては使用済コンドームを見つけて歓喜し、成ヶ島に行こうとする前に行った喫茶店では夢中になって雑誌を読み漁り、完全にモチベーションが下がりきってしまい撤退した。
若い頃は撤退するにしても自分に言い聞かせるための言い訳を考えていたのだが、最近は「疲れた」の一言で撤退してしまう。まぁ人生も半分過ぎたし仕方ないかなと思う。

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