由良要塞 生石山砲台 その4

第二砲台と同様、砲側庫はフェンスで囲まれている。無理して越えたところで入口はご覧の有様。

整備されている第一と比較して樹木が生い茂っている砲座。
「廃」チックな写真を撮るのであればこちらがベター。常々雰囲気のある写真を撮ろうとは思うのだが、いつも説明チックな写真になってしまう。

第三砲台中央部分に残る水道施設らしき遺構。

半円形の石積近くにある小さな井戸。底に溜まっている水は湧いたものか、雨水が溜まったものか。

貯水槽と思われるレンガ造りの建造物。
たまに近代遺産なんかで見かけるが名称が分からない。

中は土や葉などでかなり埋まってしまっているが、天井のべトンなどの状態はかなり良好。

あちこちに水関係の遺構が残っている。

知多半島の名物(?)に「土管ようかん」というものがあるのだが、その器によく似ている管。

テトリスチックな水場はなかなか良好な状態。

第三砲台の奥には観測所が残されている。
写真は観測所へ登る階段。

観測所跡。
瓦礫や土や落葉が散乱しているが、形状的には往時の様子をよく残している。

観測所下にある地下室入口。

中は3畳あるかないかの広さで、高さも普通に立ったら頭が天井についてしまいそうな高さ。観測所の付帯施設なのだろうが、何に使う部屋かは分からない。

奥には伝声管らしき開口部あり。

中をのぞけばお約束のカマドウマ。
あと10匹くらい多かったら大声出して逃げるところだが、これくらいだったらカマドウママスターの自分は何とか踏み止まることができる。

戦後の金属狩りを免れた天井のフック。

内側から入口を撮影。

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