蓋井島 その5

外郭部分のステージ上。
目の前には観客席のような砲台座があり、本当にステージに立っている気がした。


イアンはゴルフ練習場に立っている気がするらしく、しきりに素振りをしていた。


立つ人によって、無機質なコンクリート建造物も色んなものに早変わりする。

ステージ上から砲台座を臨む。


イアンにはグリーンに見えるかもしれない。

ステージ屋根部分。
望月さんによると、偽装網をかけるための爪ではないかとのこと。自分は縄梯子をかける金具かと思っていた。

ステージ右手側から砲台座を撮影。
草木が生い茂ってしまっており、台座部分が不明瞭。水分もとれず、疲れがピークだったため、何もすることなく撮影のみ。


ステージ袖の砲台座出入口部分撮影。

しつこいようだが、迷彩柄と木片を撮影。

二つの砲台座を連絡する通路。
扉が取り付けられていたと思われる部分が大きく破損している。

観測室。
山頂と比較すると小ぶりな造りとなっている。

観測室内部。
スリットの枠部分の木は変色もせず、ほとんど白木のまま。
いくらなんでも、戦前・戦中のものでは無いだろうと思いつつ、目の前の事実には逆らえず。

スリットから外を眺める。
当然海など見えるはずもない。

スリット側から観測室出入口を撮影。
ここ以外の遺構でも、ドアの蝶番付近が大きく破損しているのをよく見かける。
自分は蝶番部分が痛みやすいからだと単純に考えていたが、望月さんから恐らく敗戦後に金属泥棒が蝶番の取り付け部分を破壊して持って行ってしまうからだろうと教えていただいた。


人見知りなので、あまり人の話を聞かずに本学問ばかりだと、こうなる。

さらにズンズン進む。
こうした通路を歩くと、PC88でブラックオニキスをやっていた頃を思い出す。

階段で地上に上がれるようだ。

狭く長く急な階段を上がると、こんな感じで地上へ。何か地下鉄の階段みたいだった。

外から見ると、地下鉄の階段には見えない。秘密基地だ。

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