甲賀ファミリーランド その1
(湖南市  2008/3)

廃墟マニアには有名な滋賀県に残る廃遊園地跡。
観覧車をはじめ、いくつかの遊具や展示物が残っており、廃墟サイトでも数多く紹介されている。園内は施設の質・量からすると無意味に広く、高低差も大きい。家族で訪れると、さぞや保護者は大変だったことだろう。また、カップルで訪れるにはスィーティーな雰囲気もなく、これまた中途半端。恐らくそれほどリピーターもいなかったと思われる。周辺地域の観光資源の少なさを考えると、潰れるべくして潰れたのだろう。廃園は1985年頃とのこと。


今回は別物件の合同探索のついでに訪問。イルカさん、ハッチさん、東海秘密倶楽部H氏の4名にて。ツワモノ達の案内で、おんぶにだっこの散策だった。


廃墟サイトでは既に多く紹介されており、廃墟好きの人たちからすれば見飽きた感もあるかもしれないが、そこはそれ、観光メインサイトということでご容赦願いたい。

入口に向かって歩く。
現在園内の通路もだいたいこんな感じ。遊園地とは思えないような傾斜があちこちにある。


子供を連れてきた時の事をシュミレーションすると、ここで子供をおぶったり、ベビーカーを押しながらの移動は正直きつかったことだろう。
こうした環境がリピーター減少に繋がったのではないかと勝手ながら思った。

門に到着。
切符売場などがある事務棟らしき建物は残っていない。

アーチに描かれた地味な動物達の絵は皆そっぽを向いてお出迎え。
かといって正対されても怖いが。

園内通路。
現在でも時々園内を巡回しているようで、タイヤの跡が残っている。
一本道がほとんどなので、はちあわせになったらヤブにプランチャーして隠れるべし。

中部・関西の廃墟マニアの間で有名な観覧車が見えてくる。それほど大きなものではないが、山林の間から見える褪せた錆色の観覧車はとてもインパクトがある。

風が吹くと勝手にまわることでも有名。
この日はあまり風もなく、ほとんど動いていなかった

事務所で見つけたパンフレットに掲載されていた当時の観覧車の写真。色の対比が印象的。

高さは30mくらいか?
実際ゴンドラに乗りこみ、手でまわして一周したというツワモノがいるとは聞いていたが、同伴した人物が当のツワモノだとは思わなかった。

観覧車土台部分。
手前の部分は人が多く歩くためか、草があまり伸びていない。

色は褪せているが、元の色を今でも残すゴンドラ。プラスチックの窓はほとんど全て割れており、いくつかは床も抜けていた。

ゴンドラ真下の機械。
行った気になるサイトを目指す自分としては、こんな意味の分からない機械も撮影せずにいられない。

おそらく「HI−C」の自動販売機。
「HI−C」の缶も落ちてたし、色からして間違いないだろう。


小さい頃、「ファンタ=体に悪い」、「HI−C=体に良い」と婆ちゃんがよく言っていた。申し訳ないが信じていなかった。婆ちゃん、ごめん。

観覧車下に落ちてた人形。イルカさん曰く、昔はもっと髪が長かったらしい。
俗にいうところの「逆お菊人形」。

観覧車乗り場。
タダ乗りはいくつになっても楽しいものだ。

ゴンドラ乗り場、右が操作室。
床の鉄板は錆びて所々穴が開いている。とび跳ねたりすると床が抜けるかもしれないので注意。

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