友ヶ島(ダイジェスト) その3

中はゴミとも廃棄物ともいえないものでいっぱい。
ヘッドライトが向いていない暗闇から、髪の毛でも引っ張られそうで怖かったが、髪の毛がないのを思い出してほっと一安心。

灯台近くの岸壁から見下ろした岩礁には何やら人工物が。おそらく戦前からあるものだろうが何かは不明。

同じく岸壁から淡路島を臨む。何度もフェリーで通りかかってるのだが、ちゃんと見たのは初めて。

今回は日頃下準備がずさんな自分としては例外的に準備万端で乗り込んだ。
長靴、ヘッドランプ、飲み物、食物、地図…、自分としては上出来だったが、ヘッドランプの電池がなくなりかけてたのと、靴下がなくて靴擦れを起こしたのは自分らしいといえば、自分らしい。O型はこんなものさ。

幸助松近くの広場。何やら建物の基礎部分が残っている。奥の木造建物も見た目よりも古そう。

広場の井戸。飲用不可ではあるが、ポンピングすれば、水も出てくる、結構出てくる。嬉々としてポンピングする中年坊主頭を熟年グループは遠巻きに抜いていった。

幸助松のある海岸。おそらく岩礁の上に松があるのではないかと思うがそれらしいものは見つけられず。
釣り客がいたので、水切石投げは一球だけにしておいた。

海軍聴音所への分岐点。道はこんな感じの未舗装だが、固く締まっていてそれほど歩きにくくはない。

のんびり5分ほど歩くと到着。予想よりもしっかりとした建物が残っていて興奮。一見して厚い壁が見て取れる。

入ってすぐ右手には便所。

おどろおどろしいボットン部分。きっと見学客のなかで使用した奴もいるだろう。

建物内は壁でいくつかの区画に区切られている。異常に落書きが多い、特に名乗り系。あまりの多さに、どこぞかの一般廃墟チックな雰囲気すらかもしだしている。


せっかく名乗っているのでいくつか紹介しよう。
「佐々木ヒロミ」さん、和歌山県立「桐蔭高校」さん、「春本由ミ」さん等々。春本さんは恐らく他人に書かれたのだろうが、「ミ」が漢字で書けないコパカパーナに好かれてしまったようだ。

船のスクリュー音やソナー音を探知するのがこの建物の目的だったらしいのだが、この海側の区画がそのメインの作業場だったと思われる。他の部屋はレンガの上にしっくいが塗られていたが、この部屋はレンガ剥き出し。

天井には何やら樹脂らしきものが塗られていた。余計な音を拾わないためのものか。

入口側の部屋。何やらここだけ壁が赤っぽい。妙に色っぽい空間。

二階へ上がるための出入口。ハシゴがかけられていた跡が残っていたが、現在はとりはらわれており、ここから登るのは難しい。

海側からみた建物。石でカモフラージュを行っていたようだ。室内からはハシゴがなくて登れなかった二階も、外からならよじ登ることができる。

スネを強打しながら登った二階部分。中は下に降りるための穴が一つあいているだけで特に何も無い。公園の古い東屋みたい。

建物付近には水溜場や建造物跡なども残っている。

海にささったような岩がを見ながらパンをかじって一休み。

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