篠島 その3

海岸の岩場をくまなく探す後藤さんとネーモンさん。

筆皇は波打ち際でなにやら凝視。

見つけると幸せになれるという一寸法師を探しているらしいが、残念ながら発見できず。

 
岩場を全く恐れない四十路後藤さん(左)と隠し1upキノコより発見しづらい水弘法(右)

海の向こうに見えるのは渥美半島。
日も落ちてきた。

遊歩道に戻って歩いていると、ネーモンさんが何か感じたらしく、再び山中へ。しばらくするとコンクリートによる何かの跡を発見した。 
 

続いて半円状に掘り込んだ地形も発見。

更に別の場所にコンクリート片も発見。
落ちていたモチベーションが一気に上がる。

埋まっているコンクリートの縁を少し掘ってみたが、結構な厚みがある。

手前の掘った跡から筆皇の足元まで1枚のコンクリート板。


ネーモンさん曰く古いものではあるが、戦争とは関係ないのではないかとのこと。それでも他の3人は初のそれらしい発見に意気揚々。

とりあえずこの日の散策はここまで、宿に戻る。

お行儀良くお茶を飲むネーモンさんと、資料を読み返す後藤さんと、ダウンする筆皇。

しばらくすると海の幸満載の夕食が運び込まれた。

筆皇またたく間に復活。後藤さんと共に元気良く撮影。

更に元気良くタコの足切りにいそしんだりする。

食前にダイエットスープを飲む自分とお行儀良く鍋奉行するネーモンさん。
その横でいまだ気に入った鯛写真が撮れず、苦しむ後藤さん、

宿のおかみさんに夕方発見したコンクリート群について聞いたところ、水道設備跡とのこと。
ただ我々のいうコンクリート群とおかみさんが言うコンクリート群は別のものである可能性もあり、100%そうだとも言い切れない。ただどちらにしてもネーモンさんの言うとおり、戦跡とは関係なさそうだ。
島の全てを探したわけではないが、ここまでの散策で加農砲陣地があった可能性は非常に低く、せいぜい陣地の計画と地形的な工事が行われた程度ではないかとほぼ断定。

その後はあまり戦争遺跡に関係ない話に花が咲く。主な会話は以下の通り
・後藤さんに個人的な質問をすると、本人より先にネーモンさんが答えてくれる。それも正確。
・亭主関白について。
・ネーモンさんの仕事について。
・以下秘密。

8時くらいに起床。
窓から海岸を歩く4人の男達が見えた。
しかし男だけの集団というのはどうしてこんなに哀しげに見えるのであろう。そもそも男だけで何しに篠島に来ているのだろう。
そんな疑問を鏡に投げかけるように彼らに問うてみたい。

9時過ぎ、お世話になった民宿富士を後にする。

戦跡についてはほぼあきらめムード、後藤さんと自分のリクエストで「清正の枕石」見学へ。

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