佐久島 その1
(一色町 2006/2/12)

三河湾に浮かぶ三つ有人島(他に日間賀島・篠島)のうちの一つ。人口は300人強でその6割が高齢者という、ある意味時代の最先端をいく島。
他の二つが知多郡南知多町で所属に対し、この島は幡豆郡一色町所属。そのため、島に渡るには知多からではなく、一色町の町営の渡船場から渡る。この渡船場から高速船でおよそ30分弱で到着。島の産業は漁業と観光からなりたっているが、他の二島に比べ、観光地としてのネームバリューは低い。また観光地として良い意味でも悪い意味でも気が利いていないので、観光目的でのリピーターはあまりいないように思われる。
ただ、逆に観光地特有のベタベタした感じはあまり見られず、のんびりと時間を送ることができた。


佐久島略図
青いラインが今回歩いたルート。
東港に到着し、タバコが切れたのでタバコ屋へ。その後筒島→神社・寺→飲食街で食事→海水浴場→山の神塚古墳→崇念寺→石垣第一号墳→西港。もし、往復で西港・東港両方使用するのであれば西港→東港がお勧め。西港付近には店どころか自販機すらなく、船を待つ時間を過ごすのに苦労する。
また西港渡船場の二階へ上がる階段横には漁協倉庫の看板が掲げられているが、二階は結構広い休憩所となっている。自分達はそれに気付かず、切符売場横の狭い一室に10人近くで過ごしていた。係員も教えてくれればいいのに気が利かない。

出航は一色町の川港から。それほど大きくない川の堤防道路沿いに連絡航路の港がある。
堤防道路は駐禁ではないのでここに車を停める。出航直前の到着だったため、撮影できなかった。


写真は出航直後、まだ川を進んでいるので、それほどスピードは出していない。

第二さちかぜ 43トン。
客室は前部・後部に大きく分かれている。後部はほぼ満席だったが、前部はごらんの状態。
窓の桟が高く、外の見晴らしが悪いためか。

川幅が広くなり、速度も上がる。この橋を越えると海はすぐそこ。

本土と佐久島を結ぶ連絡船は島へ荷物を届ける役割も担っている。気付かずにカメラバックを置きそうになりあせった。

乗務員は3名。
気の利くシナプスどもが「燃えるおとーこーのー、あーかーいトラクター♪(唄:小林旭)」を記憶倉庫から引っ張り出してきた。

海に入るとスピードアップ。天気はいいが風が強いこの日、高い波にアップダウンを繰り返す。自分の胃液も同様にアップダウン。
およそ30分弱で佐久島付近へ。やっと降りられるとほっとする。

油断していた。
あやうくストマック リキッド スプラッシュするところだった。

佐久島西港へ到着。最初は東港で降りるつもりだったが、あまりにもなにもなさそうなので東港まで行く事にする。

東港へはおよそ5分とのことで油断していた。


あれあれ、酔わせていいんですか?使いますよ、ゲボナズン。

東港到着。ゲボの写真を撮らずに済んだ。
トリコロールカラーの「三半規管キラー」、第二さちかぜに一瞥をくれてやり、休憩所へ。

「三河の松島」と呼ばれているらしい佐久島。かなりスケールダウンしているが景色は良い。

波止場から休憩所へ。他のお客がどんどん街中へ繰り出して行く中、のんびりと休憩所へ向かう。そう太郎のミルクタイムなのだ。

東港、待合所。
2,3人が常駐しているようだった。船に積んでいた荷物を受け取りにおばあさん達が集まっていた。

海釣りセンターがある大島。
昔、この島で捕った鯨を解体していたらしいが今回はパス。

難しい「ページェント」を使用して、簡単な「フェスティバル」を用いないその曖昧な表現。

それほど遠くない距離に南知多町のチッタナポリが見える。別名バブルの亡霊。
一色より、知多の方が近いような気もする。

自販機は少々割高設定。通常120円のコーヒーが130円表示。仕方ないなと思いつつ200円で購入すると80円お釣りがかえってきた。小躍りして喜ぶ。

タバコを車に忘れてきてしまったので、観光地図を見ながらタバコ屋へ向かう。

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