半田赤レンガ その2

突き出すように建てられている一角。窓はあるが、四面全て扉はない。何に使用していたのだろうか。

上部には鉄骨も見られ、撤去された建物との結合も考えられるだが、外側部分にも扉は見られない。守衛室みたいなものだろうか。

建物東面中央部分。左下あたりに撤去された建物の跡が薄く残っており、そのラインにそって鉄骨が突き出しているのが分かる。

建物塔(?)部分。
こちらも撤去された建物の屋根部分が三角に残っており、壊された壁の一部も見ることができる。

内部に展示されていた往時の赤レンガ古写真。中央の大きな3.5階建部分が撤去された建物。上の写真とあわせてみると屋根がどのように結合していたか分かる。
右側に見える煙突も現在は残っていない。

塔(?)部分。
展示されていた資料を見る限り、撤去された部分は建設当初からあった部分なので、きれいにひっぺがせなかったようだ。2階には扉、3階にも扉が埋められたような跡が見られる。
なぜそれほど撤去された建物にこだわるのか、そう、それは「跡」だからだ。

ボランティアで説明していたおじさんが「巷の不正建築と違って、この建物は非常に丁寧に頑丈に作ってあります」と言っていた。
細かい所を見ても、本当に丁寧に作ってあるのが理解できる。

南西部分。
こちらは立ち入ることができないので、柵の外から撮影。幼稚園の運動場くらいの広さの広場がある。

南面部分。
丸い窓(?)がかわいらしい。

西面部分。
なにやらしゃれた壁掛けのようなものが付随している。何らかの実用性があるものだと思われるが井戸の滑車みたいなものだろうか。

建物構造の説明板をマップ代わりに。丸数字はこちらで追加したもので、後の説明に使用。


右半分の部分はほぼ現存しない。

1の南側から入場。壁にはレトロ調の赤レンガ建物のポスターと日本食品化工時代に書かれた文字。

南側から入場してすぐ、内部を撮影。正面が北側となる(1から3方向)。
ビール工場時代は事務所だった場所。

少し進んでしつこく撮影。正面にはカフェ、左側にカブトビール販売所がある。
往時は瓶洗場、及び瓶詰所だった。


時間は9時半頃、先日の雪で交通網が麻痺しているせいもあって、予想より入場者は少なめ。

カブトビール販売所。屋根は耐火床となっており、独特の連続したアーチを描く。

耐火床の説明板。
要は壁の間に空気の層を多く取り込んで、室温が上がらないようにしている。

元瓶洗い場にはカフェ。
見学に疲れた人がすでに多く休んでいた。
コーヒー、紅茶など200円でクッキーもつく。

カフェから見た中二階。奥はしつこいようだがビール販売所。ちなみにカブトビールの限定販売は一人原則2本まで。
10本くらい買っていたおばさんがいたことは内緒。

天井には鉄骨の梁がはりめぐらされている。並んだ電燈が少々盆踊りチックなのは否めない。

ダクトから油が漏れた跡。おそらく日本食品化工時代のものだと思われるが不明。

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