佐久間レールパーク その4

圧縮して撮影すると目立つリベットだが、近くからだとそれほどでもない。昭和2〜7年製造とのこと。

やっぱりこの車両は少し斜めから撮ってリベットを見せたい。
最近は説明用写真ばかりで撮りたい写真が撮れてなかったので、たまにはこういうのもいいかと。

ガリバートンネルを正面から見るとこんな感じだろうなと思わせるオヤ31。

この日たくさんの鉄道ファンを見掛けたが、足回りにもぐってまで凝視していたのはこの人だけ。それも中年女性!(だと思う)。
すごいぞおばさん、そこらの鉄オタなんざ目じゃないぜ!

最初は撮ってるのがばれないように恐る恐る撮影したものの、気付かぬ感じでまだまだ足回りを眺めている。
ならばともう一枚撮影してみた…が、下回りをごそごそ徘徊中、それならとまた一枚撮影…。結局このおばさんを4枚も撮影してしまった。

建造物が設計通りに完成しているか測定する「建築限界測定車」とのこと。使用時にはこれらの腕木をカサゴのトゲみたいにおっ立てて走り、車両と建造物の間隔を測定するんだよ説明板に書いてあった!

オヤ31の足回りは板バネ。
車とは取り付け方向が90度異なっている。
とりあえず自分の車の板バネはブルマン式だ。

10時半過ぎ、臨時列車「佐久間レールパーク号」が駅に到着、俄然客の数が増えてきた。

たまに見かけるドロンジョ一味ご用達の逃走用自転車(?)。
カメラを構えるとおじさんがフレーム内に入ってきた。ちょっと待っても、殺意を送ってみてもどいてくれない。とりあえず30枚くらい連射で撮ってやった。ぐわぐわぐわ。


こんなことくらいで気が晴れる自分はポジティブだと思う。


オヤ31&モハ52。
さっきはDE15と蒼い空の組み合わせに心奪われたが、蒼い空とチョコレートブラウンの組み合わせも悪くない。多分空が綺麗なら何色でも映えるんだろう。

オヤ31&自分。
できれば自分は入れずに写りこんだ景色だけを撮影したいのだが、まだ生きてるから写ってしまう。

車両群もいいんだけど、こうして線路を自由に歩けるのがまたいい雰囲気。
よくドラマで貨車区みたいなところで刑事と犯人の逃走劇を見かけるよね、そんな雰囲気が味わえるんだ。



…勢いで「よく見かける」って書いたけど、よくよく考えてみるとそれほど見かけないね。すまんね、大げさで。

完全閉館間際ということでイベントやグッズも盛りだくさん。その中で展示車両のポスターセット(5枚2000円)というのがあった。買おうかなとも思ったが、どうせ貼らないのでいいやとか思いながら見てたら、隣のおじさんが店員に語りだした。
「いや、このポスター買おうと思ったんだけどね、関係者からもらった非売品のポスター持ってるからいいや」って。
で、店員は「はぁ、そうですか」と。


…こういうのが腹立つんじゃ!むかつく自慢なんじゃ!いらんなら最初から買おうと思ったとか声かけるんじゃないじゃ!
ますます鉄オタ嫌いになる。


ま、それはともかくとして、グッズで人気だったのが展示車両の写真が缶に印刷された「佐久間ドロップス」(500円)。普通に考えると単純に「佐久間」繋がりなのだが、まさかそこまでベタじゃあるまい、創業者が浜松出身とか別の繋がりもあるんじゃないかと思って、家に帰ってからサクマ製菓を調べてみた。
…全く関係なかった。単純に「佐久間」繋がりだけみたいだ。

6年前に訪れた小和田駅の駅標。
当時は水窪町だったが、現在では市町村合併で浜松市天竜区。いらなくなったのでここに移されたようだ。


しかしあの秘境「小和田駅」が天竜とはねぇ…。
「南セントレア市」で一世を風靡した愛知県民が言うのもなんだが、政令指定都市を狙った浜松市のどぎつい市町村合併がここでも知れるというものだ。静岡市もだけどね。

だいたい外は見終わったので展示室へ。最初に目に飛び込んでくるのは115系(?)の実物をぶった切って作った運転体験コーナー。


今までいくつか運転体験コーナーを見たがここまでリアリティがあるのは初めてだ。

窓枠に景色が映るテレビをくっつけた室内。有料(100円)ではあるが飯田線の風景を見ながら運転士気分が体感できるらしい。
それほど運転シュミレーターに興味がないのでやらなかったが、この思い切りはたいしたもんだと思う。

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