大井川鐵道 SL急行 その1

当たり前だが、乗っているとSLはほとんど見えない。カーブにさしかかると、弁当を食べていても急いで写真撮影。

鉄道と鉄橋、なぜか鉄道好きの魂を揺さぶる組み合わせ。

昔の客車のイメージそのままのクロスシート。木目がシックでいい雰囲気。


ただし二人組の場合、別の二人組と同じボックスになると、何となく気まずい。
混んでいる観覧車で別のカップルと一緒のボックスに入れられた時の7割掛けくらいの気まずさ。

踏切などで観光客や地元の人が結構手を振ってくれるのだが、その中でも一番のエクスタシーが味わえるのがここ、道の駅「川根温泉」通過時。

男性露天風呂からもたくさんの入浴客が手を振る。若干エクスタシーはしぼむが、笑える瞬間でもある。
ちなみに女性露天風呂は見えない、念のため。

窓の下には最近見ることがなかった。ほんの十数年前まで、普通列車のほとんどは喫煙者だったのを思い出した。
ちなみに車内は禁煙となっており、この灰皿は使用できない。

最近は金属製のパイプとなっているが、これは正真正銘の「網棚」。

一番前の客車から、機関車後部を撮影。
機関車の音も間近で聞こえて迫力抜群。前の方の客車に座っているなら、せっかくなので見てみることをお勧めする。

茶畑を見ながら、駅で買った弁当を食べる。
写真の「大井川ふるさと弁当」は予約発売だったはずだが駅で販売していた。値段は900円で量を考えるとちと高い。ほとんどの人は駅でおにぎりを買っていた理由が若干分かったが、旅の雰囲気だから問題無し…、と、業者のトラップに陥る。

まぁ、雰囲気ある内容ではあるが。

当たり前だが、乗っているとSLはほとんど見えない。
カーブにさしかかると、弁当を食べていても急いで写真撮影。

新金谷の次の停車駅「家山」到着。撮影しようと扉付近で待っていると、車掌さんが扉を開けてくれた。ただ、列車はまだ走行中でホームにもかかっていない。
「ちゃんと停まってから降りてね」と微笑む車掌さんが素敵だった。
新金谷から千頭まで1時間少々、正直な所、旅好きな人でないと後半若干退屈を覚える可能性あり。また、折り返しの電車の事を考えると結構時間を必要とする。
機関車の雰囲気だけ味わいたいのであれば、この家山駅で折り返すのも一つの手。アプトなどに乗る場合は改めて新金谷から自動車で奥泉まで行った方がスケジュール的な自由度は高い。

SL車内限定販売のお茶。その日本人の性格を掴みきった商法には頭が下がる。
途中、車掌さんが冊子やグッズを売りに来た際には、正直あまりいい気がしなかったが、「SLの保持の為、お金がかかるんです」みたいな放送が入ると、自分の心の狭さが少々哀しくなる。

2003年8月の土砂崩れ地点。翌年まで一部不通となっていた。
(写真は2005年5月撮影)

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