河和海軍航空隊 その3

第ニ航空隊正門跡(第二航空隊)

河和中学校の南側に残る、第ニ航空隊正門跡。
コンクリートブロックを積んで、表面にコンクリートを塗り込めたもの。現在残る部分の高さは約160cmとのこと。

意識しないと、60年以上前の柱だったとは気づかないだろう。

わずかに残る金属部分。扉がつけられていたと思われる。


河和中学校の敷地内には大きな水タンク跡が残っているので、撮影させてもらおうとアポ無しでアタックをかけたが、休日で上の許可が取れないと断られた。
当然と言えば当然であるが、悲しいと言えば悲しい。

兵員浴場基礎跡(第一航空隊)

河和南部小学校の西側に広がる田圃。当時は兵舎などが置かれていた。
田圃の中には浴場壁面跡が奇妙なオブジェのように残っている。

あぜ道を通って近影。
高さは高い所で約130cm。

内面だったと思われる反対側。
ここから上部分は木造だったのだろう。

田圃一枚挟んで、基礎の一部と思われる残痕も残っていた。
田圃一枚分だったとすると、結構大きな建物だ。

南側部分は壁面は残っておらず、基礎部分のみ残っている。

何かよく分からないが、焚く施設の跡らしきもの。

同様に不明の部分。

南側から北側を臨んで撮影。基礎部分の内側部分にも何らかの基礎が見られる。この部分が風呂釜部分ではないかと思う。

第一航空隊防空指揮所跡(第一航空隊)

練兵場跡だった旧無線標識所跡に残る第一航空隊防空指揮所跡。
無線標識所は平成18年に閉鎖となったが、現在も有刺鉄線付フェンスで囲われており、近づくことはできない。

「河和海軍航空隊調査報告書」によると、4ヶ所の出入口と3つの部屋を備えた半地下の建造物であるとのこと。
出入口のうち3ヵ所は崩壊しており、写真に写っているあたりにあるはずの出入口のみ使用可能らしい。

てっぺん付近にコンクリートで舗装されたような部分が見られる。向こう側の面に階段らしき遺構が残っている。

写真中央の窪み辺りに入口はあるらしいのだが、見えそうで見えないもどかしさ。

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