紫峰人形美術館 その1
(高浜市 2006/6/4)

愛知県高浜市屋敷町1-5-14
(0566)53-5111
営業時間 不明
休館日 本店店休日
入場料 800円(大人) 400円(小人) → 無料
駐車場 無料
HP:http://www.shihou.info/

吉浜人形が経営している紫峰(しほう)人形美術館。全国で唯一の人形のテーマパークということであるが、ほのかにマイナー臭さがただようスポット。団体中年層をターゲットとしているらしく、食堂は予約制となっている。展示物に猥褻なものがちらほら見られるのも、田縣神社のちんぽ神輿に黄色い声を上げて喜ぶような中年女性を意識しているものと思われる。「美術館」といえば「美術館」なのであるが、雰囲気として「プチ国際秘宝館」っぽいものを感じるのは自分だけではないだろう。

H27現在、紹介した建物は取り壊されており、保育園となっている。美術館は規模縮小の上、本店6階に移転(無料化)。紹介のされ方もかなり変わっているようで、公式HPにおいても「以前のイメージで来館すると、相違がある」と記載されている。これから訪問される方は注意が必要。


建物の外観は確かに美術館っぽいのだが、不似合いな橋の欄干はこの美術館がただの美術館でないことを匂わせる。

こちらは美術館の反対側にある吉浜人形。見た目からすると大衆演劇場みたいで、どちらかというとこちらの方がスポットっぽい。

入口を入るとすぐに等身大の力士&行司人形がお出迎え。1階はお土産売場と食堂となっており、ここまでは無料で入ることができる。


ちなみにこの力士と行司人形はセットで販売に出ている。HPによると「ちゃんこ料理店に最適」とのこと。行司が抱き合わせになっているせいか、まだ売れていないようだ。

こちらも1階の記念撮影コーナー。
基本的には写真はどこで撮ってもOKらしい。このあたりすごく良心的でありがたい。

入場料を払って2階へ。
ガラスケースの中の人形はともかく、天井からぶら下がる多数の提灯に「美術館」の雰囲気は既に感じられない。

2階のメインは「お祭り広場」。わざわざ入口と出口まで設けてある。奥からは「マツケンサンバⅡ」が高らかに鳴り響く。

お祭り広場前にある「江戸慕情」と名づけられたコーナー。江戸時代の芝居小屋が再現されている。
結構つくりこみは細かい。

江戸慕情を見学後、2階メインのお祭り広場へ。

500体の人形によって、日本各地のお祭りが再現されているらしい。
マツケンサンバⅡが大音量で包み込んでくれる。

力のこもった人形のせいか人の気配はたくさん感じるのだが、生きている人間はまわりに自分達だけ。

ベルトコンベアで流れる人形達。曲の合間など、静寂な瞬間に聞こえる「キコキコキコ…」というベルコン音、強いアルコールと同じくらいほろ苦い。

お祭り三連星、ガイア・マッシュ・オルテガ。どれがガイアかはあなたの気分次第。

えらくさっぱりした股間。個人的にはもっとギャランドュウにしてほしい。できれば高校のクラスメートだった小崎君レベルで。

お祭り広場外郭部分に展示された徳川家康の生涯を再現した展示。
ちなみに展示換えに際してセットで販売する予定らしい。置いてある所を見ると売主は決まっていない様子。

家康が竹千代と呼ばれていた時期の一場面。中央は今川家の名軍師である大原雪斎。

家康の生涯を見ながらも時折背後から聞こえるキコキコ音。恐る恐る振り返ると、子供人形による大量ジェットストリームアタック。
夢に出てこないことを切に願った。

再び家康の生涯に戻って「本能寺の変」シーン。
ちなみに歴史上、いくつか「変」がつく事件がいくつかあるが、あなたは3つ言えるだろうか?


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